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Posted by ミリタリーブログ at

2024年03月06日

PDW化したMP5K HC再び あと装備追加



前回外装をPDW化して、インナーバレルを141mmに変更したハイサイクル MP5Kですが… 久々にモチベーションが湧いてきたので少々いじることにしました。
正直マルイの電動ガンはいじらなくてもそこまで不満無いんだけど…気になる所をちょっと改修していきます。



部品買ってきました。

今回の目標はVer3メカボ特有の長いトリガーフィーリングの改善がメインです。
内部的にはノズルだけ交換です。あとは細部の小加工。
メインスプリングはそのままで、初速の低さはあまり気にせずノズルが変わることで少し上がるといいなくらいの感じです。

あとは電装系で、ショートストロークスイッチを組み込みます。
スイッチのショートストローク化にあたって端子の摩耗が不安になるのでMOSFET組み込みで、クルツの場合配線を作り直した方が楽なので配線は全てやり直しです。

作業写真は無いんですが、組んでいくつか。

1 ショートストロークスイッチ
ホントはスティンガー製の製品が欲しかったのですが、回った店に無かったのでSTACKというブランドの類似品を買いましたがコレがなかなか失敗。

全体的に寸法が大きすぎてちゃんと動作しないので、各部を削り込んで調整が必要。
特にスイッチが長くなりすぎていてそのまま組むと常時通電する可能性大!
端子が短い海外製のスイッチアセンブリにはいいかもしれませんがマルイのV3系スイッチには相性悪

写真はマルイのスイッチですが削り込んだ場所を赤く示したので参考に…




まずスイッチが長くなりすぎていてトリガーを引かずとも接点に触れてしまうので上側の画像の位置を削り込んでトリガーを引いていない状態でより後退するようにしました。
スイッチが下がっていると今度はトリガーのリンクがスイッチに掛からなくなるので下画像の部分も慎重に削り込んでトリガーリンクがしっかりとスイッチを押し込めるようにします。
ここだけに限った話じゃないですが何度も組んで動作を見て慎重に削る必要があります。



その後スイッチアセンブリ内での動きがやや渋いので当たる箇所を軽く削りました。
あと、カットオフレバーが鑑賞するのでそこも慎重に削りました。

調整時は、スイッチアセンブリ、トリガーアセンブリ、カットオフレバー、カットオフレバースプリング、セクターギアをメカボックスに組んでトリガーを引きながらセクターギアを回してカットオフ動作が正常に行われるか、そしてトリガーを戻すとスイッチがリセットされるか、各動作を慎重に観察する必要があります。

こちらの製品にはトリガーの引き代を制限するパーツは付属しないので自作する必要があります。
今回はトリガーの根本に3mmのプラ角棒から切り出したパーツを接着し、現物合わせで削り込みました。

セーフティの調整は、マルイ純正スイッチの場合はセレクター位置に連動してスイッチアセンブリの回路が遮断される構造なので調整は0.3mm厚のプラバンで微調整しただけです。
セレクタープレートの部分を直結している場合や、元々この部分が直結の場合(海外製に多い)は、しっかり調整しないと誤射事故に繋がります!!要注意!

2 でんでんむし
ローディングノズルの中でも結構好きな製品がこのでんでんむしです。そこそこお値段がしますが、うまく行った場合だいぶ集弾性が向上します。
一方、相性が悪い場合だと給弾不良等が起きることもありますが…

取り替えるだけなので特に注意点も無いパーツですが、強いて言うならばタペットプレートのノズル装着部にバリが出ていないかは要注意です。

3 メカボ内その他
今回は前いじった時は端折ったギア関連のグリスアップを実施。特に大きな摩耗は無いので全部そのまま戻しています。
ピストンはノズルを変更したので念のため、ピストンヘッドに加工して後吸気にしています。ハイサイクル用純正ピストンは予備があるので適当ですw 本当は評判の良い側面吸気ピストンヘッドがほしい所ですが、低予算なのでガマンしました。


FET組み込み編
内部が出来たので今度は電装です。
ちなみにスイッチの配線は最初の分解時に除去して端子に予備ハンダしています。

今回使ったMOSFET基板はAceTECHの製品で、バッテリー・モーター・トリガー各2本ずつ、計6本の配線を基板にはんだ付けする典型的な外付けMOSFET基板です。
近年ではスイッチアセンブリ内に完結したMOSFETや高機能な電子トリガーも充実していますが、この製品は安い上に十分な性能を有しているので大好きです。また、基板が小さすぎないのではんだ付けする難易度も高くないのがありがたいです。
コレより小さいMOSFET基板ははんだ付け失敗するとほぼ確実に一発で破壊されます。このくらいなら多少しくじっても壊れません。

今回はレイアウトに難渋しましたが、なんとかなりました。


画像のような具合でトリガーの前方にギリギリスペースがあるのでそこに基板を押し込みました。
もっと小さい基板のほうが多分いい。

あとは純正配線のようにメカボの側面を通してモーターとバッテリーの配線を後方にまわしています。

ハンドガード内のスペースを使う手もあったのですが、配線分割をしたくなかったので今回はちと無理をしました。



バッテリーコネクタはヒューズと一緒にまとめてあります。バッテリースペースに押し込むので通常のAKタイプリポだと入らないと思うので少し短い物を使っています。


動作確認編

各部を確認したら動作確認をします。
バッテリーを繋ぐ前に必ず注意するのは、ピストンが正常に組み込まれているか?電装各部に不備は無いか?(極性が合っている、ショートしていない、端子など絶縁不良がない等)特に慎重に確認します。
バッテリーがショートすると最悪発火するので注意します。

空撃ちで正常なようなので初速、サイクルの測定です。
今回は初速はノズルを交換しているのでメカボ組み込みに問題が無ければ微増すると思います。
サイクルもスイッチがMOSFETになっているので少し増えるか変わらないかくらいでしょう。


バッテリーは2セルの1200mAh、25C-50Cのこの前購入したものをほぼ満充電して8.39Vくらいになったものを使います。


タマはマルイバイオ0.2gです。
室温は14℃くらい。



ホップ真ん中くらいでこのくらいです。
ハイサイクルのクルツはホップを掛けると初速が上がるのでこうしています。
純正だと70切るくらいや65ちょっと位とかになることも多いのでこれだけ出ていれば十分でしょう。

サイクルも思ったより上がりました。(どうせフルは滅多に使わないけど)

また、トリガーがショートストローク化したので体感的なレスポンスは大きく上がりました。
スイッチ寿命に怯えることも無いでしょう。

ストックも付いたのでバリバリ使えます。

これでハイサイクルクルツの内部調整はひとまず終いです。
どうしても初速に不満が出たらアングスのスプリングを入れれば良いでしょう。


◯装備追加編
これまでAPC9やMP5Kをあまり使わなかった理由の一つにマガジンポーチの問題がありました。
なのでついでに購入。



TMC製のタコマグのレプリカです。本家のハイスピードギア製もほしいですがちょっと値が張るので、ちょうどミルフリークスにレプリカの黒があったので2つ購入。



マガジンを挿入するとこんな具合で少し長めのポーチがしっかりとマガジンを保持してくれます。



裏面は樹脂製のMOLLEクリップ(TAC-Tのマリスクリップに類似している)が付属しています。
このクリップは一応工具なしで開閉出来ます。



早速ベルトに取り付けを…
AR15用のライラクス製バイトマグは1個だけ残しておきました。
こうすればわざわざポーチを付け替えずとも一応ゲームにAR15を持っていけます。

マガジンの取り出し、挿入も案外やりやすく確かに良いポーチですね…
構造上隙間が出来るので泥まみれになるとマガジンも汚損するのでその点は要注意ですが、それはこのポーチに限った話ではないので…


おわり  

Posted by くさったみかん at 14:52Comments(0)エアガン

2022年09月20日

G&P M5 RAS フロントセット購入&組み込み



G&P M5 RAS フロントセットを入手しました。未使用品ではありますがパッケージがかなり傷んでいたため格安で入手。
M5RASはM16A2やA4などの20インチバレル向けのレイルハンドガードで、海兵隊で使用しているM16A4のイメージが強いハンドガードです。

近年ではどこもかしこもM4、M4…といった感じでちょっと存在感が薄いレイルハンドガードですが、かなり特徴的な形状と格安にしてもらったのもあり購入。
フロントセットはレイルハンドガードの他にアウターバレルアッセー一式が付属したセットです。この一式を組み込むことでどの電動ガンでもA2系のヘビーバレルにイカツイレイルハンドガードを装着できます。

今回はバレル周りをE&CのM16A2に組み込んで行きます。ハンドガードは樹脂製の標準のものと好みに応じて組み替えられるようにします。

ひとまずはフロントセットのレビューを…




レイルハンドガードはカチッとした仕上がりです。
白刻印もはっきりと入っており、ロアのヒートシンクはキッチリ金属製。表から見える面には黒で塗装してあります。
アッパーの前側にはスリットがありそこに樹脂製の蓋のようなパーツが付いています。これはM203グレネードランチャーを装着する際に干渉しないよう切り欠きが入っているのです。
固定方法はM4のレイルハンドガードと同様、1本のヘックススクリューとデルタリングで固定します。
ヘックススクリューがフニャッとしたモノなので市販品のネジに交換してもいいでしょう…



アウターバレルは当然一本物で重量的にアルミ製かと思います。先端部には使用弾種を示す刻印が入っておりここがポイントとなってE&CのM16A2への組み込みを決めました。(E&C製は当該部刻印なし)
マズル先端部は正ネジです。G&Pの伝統?ハイダーも付属するので心配ご無用(後述)
付属のデルタリングもバレルナットがパーカー風の色味をしているいいアイテム。デルタリングのスプリングはちょい固め。


フロントサイト(ガスブロック)もいい仕上がりです。濃いめのグレーで、ザラッとした質感でこれはいいアイテム。フロントサイトポストは小ぶりな角柱タイプ。
ガスチューブも20インチ用が付属します。


フラッシュハイダーはA2以降の下側がふさがっているタイプでスチール製です。(磁石につく)
イモネジが無いリアル形状なので、代わりにマズル用のシムワッシャーが何枚か付属しています。
クラッシュワッシャーは何故か銀色。黒とどっちが正解かはよくわかりません。


おあとはナイツタイプのレイルカバーが3枚とフォアグリップが付属。
この辺は正直ビミョーな…はい… レイルカバーはツメの形状が微妙なのでロックされません…調整すればロック効くようになるかもだけど…
いずれも無刻印です。グリップの方は特に実用上の問題は無いですがちょっとバリっぽいかも。


小部品類は、フロントサイト用のピン2本とスリングスイベル、スリングスイベル用のリベット1本、あとはバレルナット用シムワッシャーとハイダー用シムワッシャーが数枚ずつ付属します。
スリングスイベルはリアルな樹脂?ゴム?がコーティングされた仕様になっています。が、リベットの取り付けは正しくやるためには専用工具が必要そう… 適当にやっても案外固定できますが…

シムワッシャーも付属しているので本当にコレだけでフロント周りが仕上がるようになっています。充実の内容。



早速組み込んだのがこちら…
この辺の組み込みは今更細かく説明してもアレだと思うんで…普通にバレルナットレンチと適正なピンポンチが有れば無難に組めます。

シムが付属するので無難に仮組みとシムの増減を繰り返してバレルナットがイイ感じの角度(ガスチューブがちょうど入る位置)に合わせて締める感じです。
あとはフロントサイトの固定ピンを挿入する穴はピンを入れる向きが決まっているので気をつけてください。両方から刺して見るとわかると思います。
ピンは硬かったので丸棒ヤスリで調整して組んでいます。

フロントサイトの手前に入れるハンドガードリング(おにぎり型のアレ)は、E&CとG&Pで結構形状が違っており、相互互換の問題でE&C製を使用しました。
G&PのレイルハンドガードはE&Cのリングに入りますが、E&CのハンドガードをG&Pのリングに入れることが出来ないので組み替えられるようにしておきました。
もしかすると実ハンドガードはG&Pのリングじゃないと入らないかもしれませんね。このへんはメーカーごとの仕様差が出る部品です。


マズルはクラッシュワッシャーの銀色が好みじゃないのでE&Cのパーツを使用しました。
ついでにOリングも移植して適当に固定しています。緩むようならロックタイト塗布して固定かな…

先述の通り結構すんなり組めて、ハンドガードも好みで入れ替えられます。

とりあえず使用例とか気にせず好みの部品を取り付けてこんな感じに…



ゲームとかに出てきそうな感じになりました。

おわり  

Posted by くさったみかん at 00:09Comments(0)エアガン

2022年02月21日

E&C M16A1 グリップ交換

電動ガンのAR-15系列の永年の悩みといえば、内部機構の都合上デフォルメされてやや太くなったグリップだと思います。

個人的にはあまり気にしない派なのですが、E&CのM16A1に関しては大きい不満がありました…



画像の赤矢印で示した部分…異様に角張っており手に食い込んで痛い!!!!
握り方にもよっては気にならない人もいるでしょうが、グローブを付けないで使用する機会の多いM16A1では致命傷です。

また、G&PコピーのE&CはグリップもおそらくコピーでG&P譲りの角張った実感の欠ける造形になっています。


そこでグリップ購入。
A1系のピストルグリップはVFC製が一番いいらしいですが、シーマ製を見つけたのでこちらを購入しました。
VFC製はぱっと見在庫がなさそうだったのと、以前見た時に価格が4000円程度だったのに対してこちらのシーマ製はなんと1580円!!

造形もG&P系に比べると遥かに良さそうです。


比較するとグリップ前側のカーブの具合が一目瞭然です。
M16A1に装着されているのがE&C純正、上にあるのがシーマです。



ただ、価格相応の仕上がりとなっており、通風孔つきの底蓋は塗装?バリ?でスリットがズタズタ…
蓋の止めねじはタッピングビスとなっています。

まあ、タップビスでも注意して作業すればそうそうネジを潰すことはありませんのでいいでしょう。
E&C純正もタップビスですし。



特に問題なく取り付け。
若干寸法が違う気がしますがまあ大丈夫でしょう。気にする場合はすり合わせやグリップとメカボの間にシムを入れて調整する感じでしょう。

モーター位置調整ネジがとても緩かったのでシールテープを巻いてからねじ込んでおきました。どうせ調整後ネジロック剤を塗布するので必要ないといえば無いのですが、調整中に動いても面倒なので巻いておきました。

モーターを入れてもスペースが有るため配線を通すのも容易でわりかし組み込みやすいと思います。

何より安いですし、G&Pのグリップ交換にもいいかもしれませんね。
個人的には角張ってる事そのものは気にしていないのでXM177E1の方は交換しないと思います。
でもやすいので今度御徒町行った時にまだ在庫があったら買ってみるのもいいかもしれません。気が向いたらかなあ~



今度の更新のネタは多分M9バヨネットかなあと思います。
実は年末にM9バヨネットの2ndタイプの鞘を入手していましたが、ベルトクリップが欠品だったり、ダミーナイフを持っていなかったり、とすぐ装備に使える状態ではなかったため放置していました。
グリップと一緒に安いレプリカバヨネットを買ったので来月からはそのへんやっていこうと思います。

出来れば付属の1stタイプの鞘もリアル化したいのですが、用具入れ?のポーチをどうしようかずっと迷っています。
なかなか単品で入手できなさそうなアイテムなので困ったもんです。  

Posted by くさったみかん at 22:32Comments(0)エアガン

2022年02月10日

E&C M16A1は決定版A1に成りうるのか



購入時の記事は2本まとめてご紹介だったので、特に需要が高い?A1の細部ディテールを中心に改めてご紹介していきます。
今回紹介するのは、以下のエアガン。

E&C 320E M16A1 パーカーライズ 電子トリガー搭載 電動ガン

電子トリガー非搭載の旧製品は細部が異なる場合があります。というか数年前に出回ってたE&CのA1はA2以降のヘビーバレルが搭載されてたような気がします…

この製品は電子トリガーが搭載されておりレシーバーは製品名にパーカーライズとあるようにかなり明るいグレーで塗装されています。ちょっと明るすぎる気がします…
先述の通りE&C製はA2系パーツの流用が目立っていたため購入候補に入っていなかったのですが、昨年末に今回の製品が出荷され見た所バレルなどがよくなっている印象だったので今回購入に踏み切りました。

近年はフルサイズのM16の製品はかなり少なく、特にM16A1は専用となるパーツが多く、比較的忠実に再現されていると言われているのはG&Pの電動ガンと高級ガスガンのDNA製くらいかと思われます。
他社だとシーマの電動ガンやWEのガスガンが製品化されていますが、以下のような流用パーツがありリアルとは言えない仕様になっています。
・フロントサイトの形状(WE・シーマ)
・ロアレシーバーがA2形状(シーマ)
・ストックがA2形状(WE・シーマの一部?)
など

特にストック形状やロアレシーバーは気になる方が多いかと思います。

ではまずはレシーバー形状から見ていきます。
レシーバーはG&PのXM177E1のレシーバーと比較していきます。(G&P M16A1と共通部品)

E&C



G&P



ウワサされている通りなんですが、おそらくG&Pのコピーです。細部は異なる場所があるものの基本的な造形の意匠どころか刻印のシリアルナンバーまで同一です…
G&P系のレシーバーは全体的に角張っており、後発の次世代M4やMWS、トレポンなどのリアルなレシーバーと印象がやや異なります。
特にマガジンハウジング周辺を見るとわかると思います。
聞く話によるとG&PはマルイのエアコキM16A1の造形がベースになっているようでその系統で角張った造形のようです。
E&Cも同様の造形です。

E&Cのレシーバーのいい点はエジェクションポート側のセレクター刻印にあると思います。
刻印はあまり詳しくないのですが、A1のセレクター刻印は左側面のみで右側面のエジェクションポート側は刻印無しだということらしいのですが、何故かG&Pは刻印を入れています。E&Cは見ての通り無刻印になっており、好印象です。

他見比べてわかる点は、ボルトキャッチ部の肉盛りがE&Cはピンを挿れる為にやや肉厚になっています。
ただ、ちょっと角張った印象ですね。

エジェクションポートカバーはG&Pは閉じれないリアル形状(厳密には実銃とは異なります)ですが、E&Cは開閉可能な電動ガンタイプのカバーです。チャージングハンドルを引くとダミーボルトが後退しホップ調整が出来るのは共通ですが、E&C製は最近の電動ガンらしく後退でロックが掛かりボルトキャッチレバーを押し込むとダミーボルトが前進するギミックが搭載されています。

あと、トリガーガードのピボットピンが何故か樹脂製で青色です。
地味に気になるけど塗った所で剥がれるし奥まった場所なので放置しています。


グリップもおそらくはコピーなのですが、E&Cの方が一部が角張っており握ると少し痛い…
これはG&Pも同じなのですがグリップが太く角張っているため猛烈にダサいです…
ただ、グリップはVFCやシーマのA1グリップが流通している為交換するのも手です。

トリガーガードにメーカー型番が白刻印されています。油性ペンかなんかで塗りつぶすと目立たないと思います。



ストックはきっちりA1形状になっています。
バットプレートやスリングスイベルはナム戦末期以降に更新されたトラップドア付きのタイプになっています。
A2ではストックの全長が約1インチ延長されており、バットプレートも角張った形状に変わっています。

ストックの形状は正確なA1形状では無いようなので訂正いたします。コメントでのご指摘ありがとうございます。スリングスイベルの位置が異なるそうなので修正する場合東京マルイかG&Pの部品を入手するのがベターだと思います…(2022年7月8日追記)

ベトナム戦争中に配備されたM16A1の仕様を再現する場合、可動式スリングスイベル・蓋無しのバットプレートが必要です。
詳細は調べていませんがシーマのXM16E1に付属するものに交換するか、G&P M16VNに付属するものをスリングスイベルを改造することで再現出来ます。
ただ、いずれにしてもパーツ単品で入手困難なので現行のナム戦イベントではこの点はほぼ不問になっています。
ベトナム戦争後の80年代米軍装備用なら全く問題は無いでしょう。

ストック全体はつや消しの仕上げになっています。ここは少し艶が出ている風合いが良かった所ですが…




写真にはあまり写っていませんが、ハンドガードもストック同様つや消しの風合いです。
アウターバレルはフロントサイトより前は溝が細かく掘られています。
尚、この写真のフラッシュハイダーは後述の理由によりKM企画製に交換しています。

フロントサイトはA1系の特徴の円柱状を再現しているものの、回り留めの溝がA2形状の4箇所のままになっています。
恐らくは組み立て用の治具などの兼ね合いかと思いますが折角再現するなら溝の数も5箇所に…と思ってしまいます。
余談ですが、角柱状なのがA2以降のフロントサイトになるのですが、E&CのM16A2は何故か円柱状のこの部品が装着されています。
惜しい点はあれども銃を構えて狙う時に見える範囲はよく再現されているのは好印象ですね。

あとはフロントサイトポストを固定しているピンが何故かロールピンなのが惜しいです。
ここがテーパーピンや平行ピンなどの中央が抜けていないピンだったら良かったのに…

最後はフラッシュハイダーです…



E&Cのこの製品の一番ダメダメな点はこのフラッシュハイダーだと個人的には思います。
妙にエッジが効いた謎造形なフラッシュハイダーは重量感も精巧さも無く、見るたびにがっかりする出来です。
A2も同様で形状違いを再現しているのに何故かこの出来です。

パット見ではわからないものの手にとって眺めるとあー…となる感じ。
マズルは14mm逆ネジなので、ここはぜひKM企画製のスチールハイダーなどを取り付けましょう。

ちなみにすごく軽いです。

細部を紹介していきましたが、もうちょっと細かいところを指摘すると、各部のネジがダサいです。
目立つ所だとレシーバーピン(テイクダウンピン)が六角ネジで固定するタイプになっており、左側面からの印象を悪くしています。
他の目立つネジは、リアサイトスクリュー、ストックの固定スクリューがそれぞれ六角・プラスネジになっているためリアルなマイナスネジに交換したい所なのですが…
マイナスネジはあまり流通しておらず、どちらも特殊形状なのでより入手困難です。他のエアガンの部品を流用できれば早いのですが、これは結構痛いですね。
特にリアサイトの固定ネジは調整ダイヤルを固定するための穴が必要なのでまず市販していません。
マルイ製を流用出来ないか検討したもののどうやらピン固定じゃないようなので挫折しています。


細部を紹介していきましたが、全体的にはG&Pコピーと言われるだけあってM16A1らしい出来に仕上がっていると思います。
ただ、G&Pの造形の悪いところも引き継いでいる所と、ネジで妥協しておりその見た目が目立ってしまうため外観上の評価としてはG&Pの少し劣化版という様な印象となりました。
ただ近年G&P製品の売価も上がっていることや入手性の都合から、こちらも十分選択技に入ってくるのではないかと思います。
結構辛口に書きましたが僕個人はE&CのM16A1は非常に満足しています。

一応実射性能についても改めて書いておくと、ふつーに使えます。
出来ればバレルの清掃とチャンバーパッキンの交換はしておくべきですが、それさえすればふつーに飛んでふつーに当たる、無難な性能です。
モーターのせいかベベルギアのラッチのせいかレスポンスはあまり良くないですが、電子トリガー内蔵なので不快感なくバシバシセミオートで撃てます。そのへん詰めればもっといい感じにキレるでしょう。
そのへんや内部はこの前書いたからそっち見てみてください。

箱出しでも使えると思います。ただし、パッキンが固くてホップのかかりがピーキーなので弾づまりからのピスクラにはご注意を。

G&Pより安くてそこそこ同じ外観のE&C M16A1、オススメです…が…
流通が少ないようです…
紹介したのになんですが在庫無いようなんでほしい方は在庫あるお店見つけたらすぐ買いましょう。

E&CのM16シリーズは情報が少なく現物を見て買えるならともかくそうでない場合なかなか踏ん切りがつかないと思います。
この記事が多少参考になれば幸いです。

おわり  

Posted by くさったみかん at 00:15Comments(2)エアガン

2022年01月13日

E&C M16A1 電子トリガー 分解編



先日購入したE&C M16A1 電子トリガー搭載を早速分解しました。
M16A2に比べてM16A1はギアノイズがひどかった為先にこちらを調整。
写真は少なめです。

分解手順そのものはほとんど既存のAR-15系のSTD電動ガンと同様です。

前側のテイクダウンピンに付いている六角ネジを外してピンを抜き取ればアッパーとロアが分離出来ます。
チャンバー・バレルアッセーもそのまま引き抜く事が出来ます。

チャンバーはACE1ARMSの樹脂チャンバーと全く同じ構造になっています。
パッキンはだいぶ硬めのものが入っていました。新品在庫がなかったのでとりあえず中古のマルイパッキンと同押しゴムに交換。
インナーバレルは510mm この製品に限った話じゃないですが、海外製エアガンのインナーバレルは猛烈に汚い事があるので最初に掃除しましょう。
今回はピカールで内側を研磨し、組み込み時に先端付近にシールテープを巻いてガタとりをしておきました。



ロア側に行きます。
ちなみにダミーボルトはアッパー側に残ります。ロア側にロック&解除機構があります。

ストックはバットプレート上側のネジを外せば取れます。G&Pはバットプレートを外した内側にネジがありましたが、E&Cはバットプレートから見えるネジが固定ネジを兼ねています。特に注意することも無いでしょう。

写真のところまでくればあとはメカボを外すだけなのですが、予想通りボルトキャッチ機構の影響でちょっと独特な部分があります。
写真撮り忘れちゃったのですが、ボルトキャッチは内部でメカボの下をくぐるように伸びています。
くぐった後かぎ爪状に上に伸びて、ダミーボルトのロック機構に接続している為、ボルトキャッチをなんとかしないとメカボを外せません。



追記
ダミーボルトロック機構をバラさないとメカボ外せないかもと書きましたが、試した所外さずにメカボ抜けました。
ボルトキャッチのピンを抜いてメカボをやや上に引き上げた状態でダミーボルトロック機構を押し下げるとボルトキャッチを引き抜けます。
ボルトキャッチを引き抜けばあとは普通のAR15系同様の手順でメカボを外せます。
追記終わり

ボルトキャッチは電動ガンにしては珍しくピンで固定されています。
ピンポンチでピンを抜き取り、ボルトキャッチをフリーにするとメカボを少し上にずらせるようになります。メカボを上にずらした状態でボルトキャッチを上手く引き抜いて上げればオッケーなのですが、引っかかって無理な場合はメカボを持ち上げた状態で反対側のダミーボルトロック機構の+ネジを外せばボルトキャッチが外せる様になると思います。
ダミーボルトのロック機構は小さいバネが入っているので要注意です。


ドライバーで指している場所にロック機構が付いています。写真はすでに取り外した後です。

組み立てる時はロック機構は予め取り付けておいてメカボをロアに入れながらボルトキャッチをしっかり引っ掛け行くような要領です。
しっかり爪が掛かっていないと動作不良になると思います。

面倒でダミーボルトのロックなんて要らないよ!って人はロック機構を外してボルトキャッチのアーム状の部分を切ってしまうのも手かもしれないですね。

他は普通のSTD電動ガンです。
強いて言うならグリップ底蓋のネジがタップネジなので舐めない様に注意。




メカボ単体になりました。
パット見でボールベアリングが搭載されているのが分かります。

ここで一つトラップがありました。
メカボのネジですが、すべてトルクスネジになっているのですが…
T-10とT-8の2種が使われています。皿ネジはT-10でそれ以外がT-8です。
T-8は持っていなかったので急遽買いました…



QDメカボですしラッチ解除用の穴が空いているので手入れが楽なメカボです。
メカボも内部パーツもそこそこ悪くない感じですが、全体的にバリが非常に多いです。

特にひどかったのはメカボそのもの。切削したバリが出ている事があるので要注意でした。

グリスは非常に少なめです。ギアとピストンのグリスは使い分けられているようでした。

あ、ノズルの長さ確認し忘れた…





電子トリガーはこんな感じ。
セクター検知が磁気センサーでトリガーとセレクターはマイクロスイッチで検知します。

裏側には放熱シリコンが貼り付けられているようです。極力V2メカボのパーツを流用出来る構成ですが、他社のメカボに搭載できるかは不明です。多分厳しい。

トリガーは通常用と同じ様に見えますが、比較していないので不明です。一応トリガーを引ききった時はメカボに当たるようになっているのでマイクロスイッチにはあまり強い力は掛からない作りになっています。
但し、ストローク短縮の為にトリガーになにか貼るとスイッチを直で押してしまうのでストロークを詰めるなら初期位置を後退させるようにしたほうがいいでしょう。



ピストンはすでに削れている…とりあえず交換せず使います。

結局組み上げでは部品交換はせずにシム調整を実施して、ピストンのラックギアを1枚削り取ってAOEが結構キツかった為1mmだけスペーサを自作して下げました。樹脂ピストンなんでかるーくだけ調整しています。
残りはタミヤタイプのコネクタを全てTコネに交換し、中継コネクタの部分は外れると面倒なので結束バンドで固定。バッテリー近くにミニ平型ヒューズを取り付けしました。
個人的には物理ヒューズはよほど無理がない限りは取り付ける方針です。固定ストックのM16はバッテリースペースに余裕があるのでガラス管ヒューズでも全く問題は無いです。手持ちの部品の都合上ミニ平型を使っただけ。

モーターもそこまでレスポンス悪くないと思ったので(良くもないけどね)そのまま。試しに手持ちのEG-1000を入れたものの微妙だったので付いているパーツの有効利用をしました。EG-30000HCとかサマコバとか持ってるならそれ入れた方が良くなるかもですね。
多分プラグインブラシレスは止めておいた方がいいと思います。


バラして見た印象では、内部メカはまあまあって感じですが仕上げが雑なだけでもともとポテンシャルの高いエアガンだと思います。
次はA2バラさないとね…

あと外装をちょびっと手持ちパーツで改善したのでそれも書いておきます。

まずはディテールが雑なフラッシュハイダーをA1、A2共に交換しました。
A1ハイダーはKM企画のスチールハイダーに、A2はちょうどキャリングハンドルを買ったときについてきたKSCのGBB M4用に交換。


14ミリ逆ネジなのでマルイ製とかでもいいと思います。A1用は比較的入手しにくいのですが、KM製を確保しておいて良かった。

あとはA2のフロントサイトを交換。これもKSCのフロントサイトポストがあったのでそこから取り外して交換しました。
ちょっと長い気がするけどまあA2はリアサイト側で上下調整も出来るし大丈夫でしょう。これで外観上気になっていたところは良くなったのでOKです。  

Posted by くさったみかん at 02:51Comments(0)エアガン

2022年01月11日

E&C M16A1 電子トリガー E&C M16A2 電子トリガーを購入



先月下旬に発売された(キンワのツイートより)E&C M16シリーズを購入しました。
今回開拓中の装備年代的にほしいA2も奮発して買ってしまいました。基本的な部分は共通の製品なのでまとめてかんたんにレビューします。

言わずとしれたM16ですが、軽く実銃も紹介いたします。

ベトナム戦争時に正式採用されたM16ですが、初期のM16に陸軍の要求する改修を加えたのがM16A1になります。
60年代後半から配備され、ソ連のAKとならんでアサルトライフルを象徴する銃の一つです。

M16A2はその改良モデルになります。80年代末期頃だったかな?から更新されました。
使用弾種の変更によりバレルを太いものに変更し、細部の改良も合わせて行いました。
特に目立つのは上下分割に変更になったハンドガードで、他にはストックが若干延長されたり、レシーバー各部が補強されました。
また、左利き射手が薬莢が顔面に飛んでくる問題を解消するためにエジェクションポート後方にカートリフレクタを設けたため各部の見た印象が変わっています。

今回購入したのはE&Cの電動ガンになります。電子トリガーが搭載された新モデルです。
以前からE&CはM16シリーズは販売していたものの、M16A1はM4系モデルとの共通部品が多く再現度が低い製品でした。
今回はかなり新規パーツを用意したのかかなり良くなっており、注目モデルになっています。

M16A2は以前のものも良かったものの今回は電子トリガー化によって3点バースト機能を標準搭載し、実銃と同様の挙動を再現できます。(A1でも同じ電子トリガーが入っているのでバースト出来ます)




外観写真はトップに掲載しましたが、M16A1はレシーバーがかなり明るいグレーになっています。
正直違和感ありまくりです… バラして塗り直したいところですがレシーバー全バラって大変なんですよねえ…

逆にM16A2は真っ黒です。色味は次世代M4に近い印象です。


アウターバレルは共に20インチですが、先述の通り太さの違いが再現されています。
細いほうがA1、太いのはA2です。バレルが違うためフロントサイトポストも違う部品です。
フロントサイト(狙う細い棒)は共通ですが、なんとA2以降の角型では無く、細い円柱のA1タイプの形状です。
一方、回転ドメが引っかかる溝は4箇所とA2以降のタイプとなっており、両者が折衷された様な形状です。

恐らくフロントサイトの取り付け治具の都合上溝は4箇所にしたものと思われますが、狙うときに見える部分がエアガンではレアなA1タイプなのは嬉しいですね。ちなみに本来A1タイプの溝は5箇所です。



上がA1、下がA2
スリングスイベルは塗装された金属製です。
フロントサイトポストの固定ピンは何故かロールピンになっています。一般的なテーパーピンに比べて外すのに苦戦するかもしれません。


上(奥)がA2、手前がA1

フラッシュハイダーは形状の差異は再現されていますが全体的に大味な表現です。
変に角が立っていてシャープな造形ですがリアルさはありません。スリットの表現も雑です。
各社のそれぞれのタイプのハイダーに交換すると非常に実感的になると思います。

マズルは14ミリ逆ネジです。G&P製のハイダーは正ネジのものも多いので交換する人は要注意。


ストックの違いも再現されています。
A2のストックは約1インチ長くなっています。
バットプレートも再現されており、A1は樹脂製で角が丸まった造形です。
A2は金属製で角張っており、しっかり仕様差を再現しています。

ストック固定ネジは残念ながら+ネジです。

A1のストックはトラップドアが付いて、スリングスイベルが固定式のナム戦後の仕様です。
ベトナム戦争当時のM16A1はゴム製のバットプレートで用具入れのトラップドアは無く、スリングスイベルが前後に稼働するタイプでした。
ベトナム戦争末期の頃にクリーニングキットの紛失防止の為改良された様です。

ストックはバッテリー格納スペースになっています。
トラップドアからバッテリーを収納します。ストック内部が使えるので電動ガン用の2セルリポならほとんど使用可能です。
ニッケル水素電池の場合ミニSタイプなら問題ないでしょう。
コネクタはミニタイプで、フューズレスです。
ぼくはTコネを使用しているのでコネクタ交換時にフューズ取り付けも実施します。





上2枚はA1、下2枚がA2

レシーバーです。
A1は明るいグレーが目立ちます。
造形はアッパー・ロア共にA1タイプの形状がよく再現されています。
また、右側面のセレクター刻印が無いのがわかります。比較的評価が高いG&Pは何故かこの部分の刻印を入れていますが、M16A1の時代では無刻印が正解のようです。
左側面の目立つ刻印も無難に仕上がっています。少々タルい表現になっていますが、まあ、こんなもんでしょう。

A2は刻印がこのエアガンの最大の欠点になっています。
見ての通り何故か輸出用モデルなどでよく見られる刻印仕様になっています。
M16A2ならA1同様の官給タイプの刻印の方が良かったと思うのですが…
セレクター刻印は当然フルオートでなくバーストになっています。
造形面では、カートリフレクタや各部の補強が見て取れると思います。
また、可動範囲が大きく広がって使い勝手が良くなったリアサイトももちろん再現しています。

両者共通の点では、各スクリューがチープで悪目立ちしています。
特に目立つのはテイクダウンピンの六角ネジとリアサイト固定ネジです。
いい製品があれば交換も視野に入れたいですが、マイナスネジは入手が大変そうです。

ツイッターではE&C製品はG&Pのコピーらしいという未確認情報がありましたが、G&P製XM177E1と比較した印象ではまあそうだろうな、と思いました。
各部の形状、意匠は酷似していますし、刻印に至ってはシリアルナンバーまで同一です。
ただし同一金型では無くコピーのように個人的には思います。
G&Pと比べるとこれまで書いた様にスクリューの1本、ピンの1本、といったところの再現度で劣っており外観上では追いつくには至っておりません。
ただし販売価格面と後述の機能面ではG&Pより勝っているのでそこはそれぞれの好みで選べるところだと思います。



機能面では新製品らしい現行のAR-15タイプのモデル同様の機能が搭載されています。
エジェクションポートはチャージングハンドルに連動して開き、ダミーボルトのロック機能もあります。
見た限りチャンバーはACE ONE ARMSの樹脂製チャンバーのコピーのようです。ドラム式ダイヤルが使いやすいやつです。

(キンワ 当該製品サイトから引用)
電子トリガーが搭載されています。E&Cの他製品の情報を見ると、アクティブブレーキ無しのシンプルな電子トリガーのようですが、セレクター変更機能が搭載されています。

メカボックスは、E&C社オリジナル電子トリガーシステムが標準搭載となります。
搭載される電子トリガーは、5つの発射モードを選択することが可能で、
よりゲームでの使用を重視し高いレスポンスを有したカスタムモデルとなっています。

電子トリガーは以下の方法で発射モードを変更できます。
・通電状態にてセミオートポジションでトリガーを5秒間長押し

・発射モード(※)セレクトモードとなり、モーターからビープ音が再生

・トリガー入力で発射モードを切り替え、任意のモードを選択

・セレクターをフルポジションに変更する事で発射モードを決定

※発射モードは以下のモードで設定可能です。
セミ/フル→セミ/3点バースト→3点バースト/フル→セミ/セミ→3点バースト/3点バースト→以下ループ
(引用終わり)

セミオートオンリーも可能なので間違えてフルを撃ちたくない場合は便利そうです。
トリガーはストロークは並みに長めですがやや重くなっておりフィーリングは良好に感じました。

A1、A2共にマガジンは30連タイプの多弾マガジンが1個付属します。
他にはポスター1枚と共通説明書が1冊入っています…が、説明書には特に電子トリガーの操作記載も無いため特に役に立ちません。


今回購入してすぐに屋外レンジで試射を実施しました。
残念ながら初速は測定し忘れたのですが、屋外で試射した印象を得られました。

A1、A2共に集弾性、飛距離は概ね良好で、30m先のプレートにしっかり当てていけます。
次世代などには劣るもののしっかり撃てて当てられる印象です。
ただし海外エアガンの例に漏れずホップ調整がピーキーです。国内パッキンに交換した方がいい結果になりそうです。

レスポンスも良好で標準的な電動ガンの動作という印象でした。
キレる、というわけではないもののサクッと動いています。

A1はギヤノイズが激しいので再調整必須な感じでした。
一方A2は動作も静かでした。

試射も出来たのでこの2丁は以下の方針で調整していこうと思います。
・各部をしっかり再調整(各ギアのあたり、シム、AOE)
・基本は純正パーツを生かして組み上げ
ベースが決して悪くないのであまりいじる必要も無いでしょう。
内部パーツって高いんでね。最低限で行きましょう?


レビューはこんな感じですかね。
久々のエアガン購入で楽しいです。
現在はM16A1を分解していますが、トルクスの9が必要で作業が止まっています。近日購入して作業を進めます。

ちなみに代理店在庫も僅少だったと購入した店舗のスタッフも言っていたので気になる方は早めに買った方がいいかもですね。
このブログ記事が購入の参考になれば幸いです。

尚、実銃知識は結構曖昧な部分も多いので間違いあればぜひコメントでご指摘下さい。

お わ り  
タグ :M16A1M16A2

Posted by くさったみかん at 02:50Comments(0)エアガン

2021年02月08日

ちまちまやっています

最近はあまり大きな軍拡は出来ていないのでネタが無く更新も滞っています。

ちょくちょく買い物はしているのでご紹介しようと思います。



Matechタイプバックアップアイアンサイト(BUIS)です。
米陸軍や空軍で使用されているかなりメジャーなフリップアップリアサイトなのですが、今回やっとレプリカではあるものの入手しました。

ちなみに実物もちょいちょいヤフオクなどで見かけますので予算に余裕があれば実物が間違いないですね。

00年代以降の米陸軍装備にはほぼ必須のアイテムです。特に一般部隊では9割がこれを付けていて残りはアイアンサイトを付けていないってくらいの使用例の多さです。特殊部隊などでも年代によっては使うみたいですね。

フリップアップリアサイトの中ではゴツいのですが、手にとって見るとその高機能ぶりがよくわかります。
左側面の大きなダイヤルは上下の調整となっており、メモリの表示の距離に合わせることができるようです。
この製品はレプリカなのでビミョーにクリックとメモリがズレていたりしますが、まあいいでしょう。

右側面には左右調整のダイヤルがあります。

リアサイトはスプリングでテンションが掛かっているので軽く跳ね上げるだけで展開出来ます。戻すときも押し戻すだけです。
リアサイトそのものの着脱は六角レンチが必要になります。


08年頃の定番スタイルをイメージしています。ACOGの接眼レンズの下にはBUISが存在感をアピールしています。


今となっては古臭いスタイルになってしまったかもしれませんが個人的には非常に好きなセットアップになっています。

ちなみにレプリカは品薄なMatechタイプのBUISですが、今度東京マルイから出る次世代電動ガンの付属サイトが同タイプになっています。
多分分売してくれるでしょうから無理にいまレプリカを買うのもあまり得策ではないかもしれませんね…




あともう一点は、LC-2ピストルベルトを購入しました。
プラバックルのタイプです。こちらはおそらく実物です。


タグは擦り切れてしまっていますが、Lサイズだと思われます。

LC-2Aのレプリカを持っていますが、Mサイズだとボディアーマーに合わせる際にサイズが足らず、かと言ってエクステンションもなかなか売っていませんので購入しました。

LC-2系も安いものを見つけたらちょくちょく買っていこうと思います。
今の所実物なのはベルトとアモポーチだけですが気楽に…  

Posted by くさったみかん at 23:55Comments(0)エアガン

2020年12月20日

安いDBAL-A2を買った

ツイッターで見かけた格安DBAL-A2を買ってみました。
WADSN製でアマゾンで2990円くらいでした。

DBAL-A2そのものに詳しくないのですが、結構ナウいIRレーザー的な感じ??です。
少し前は実際に機能するレプリカが2万円程度で出ていましたが、近年は本体が樹脂製になりより安い製品が出てきています。

今回は簡易なドレスアップパーツとしてAPC9Kに取り付けて見たかったので購入した感じです。

そもそもDBAL-A2やPEQ-15だとかのレーザーデバイスなんですが、本来の目的はナイトビジョンゴーグル仕様時の照準用レーザーです。
ナイトビジョンゴーグルを頭部に装着していると銃の照準器を覗くのが困難になるので、NVGで見える赤外線レーザーを照射出来るデバイスを銃に取り付けて狙えるようにする道具です。
もともとはただのレーザーサイトでしたが、じきに赤外線レーザーの他に赤外線ライト、普通のレーザーと普通のライトが1個で使えるようになったみたいです。

アメリカではレーザーの出力を抑えた民生仕様も出ているようです。可視光レーザーだったら普通のガンマニアも欲しがりそうですしね。

APC9Kには…まあ、カッコいいから着けたかっただけです。
PEQ-15は持っているのですが、取り付けると窮屈なのとデザイン上チャージングハンドル周りがとても操作性悪くなり、「リアリティ」に欠けると思いより小型なDBAL-A2にしました。



まあ、安物なので安いなりのパッケージです。
アマゾンの販売サイトを見ると実動タイプも5500円くらいで結構安いのでギミックを楽しみたい方はそっちもコスパ良さそうですね。






外装はナイロンファイバー的な素材です。思ったよりいい感じの仕上げです。
後部のメインスイッチとライト出力部のカバー以外は動きません。ゼロインダイヤル等は固定されています。が、一体には見えずしっかりボタン・ダイヤル感があります。メインスイッチは動きますがクリック感は無いので半端な位置になってしまいますので場合によっては接着してもいいかもですね。

レンズ部は空洞か蓋になっていますので、レンズキャップは閉じた状態が良さそうです。

レイルマウントは一部が金属製です。全体的に剛性感も良くあまりやわな感じはしません。
各部スクリューにインサートが入っているのでネジもしっかり固定されています。

思っていたよりいい製品です。


おなじみのLEAFサイトも樹脂製のモノが付属されます。今回はリアサイトと高さが合わなかったので着けませんでした。




付属しませんが、リモートスイッチが装着できます。2.5ミリイヤホンジャックタイプのリモートスイッチが刺さります。
ただの穴かと思っていたらしっかりジャックは付いているようです。


APC9Kに取り付けてみました。樹脂製で重量に大きな影響も無く、チャージングハンドル周りの邪魔もしないので狙っていた通りの感じになりました。
ドットサイトのみでも良かったのですが、ちょっとゴツい感じにできたのでOKです。
予備マガジンも先月ロングを3本購入したので実戦でバリバリ使えます。

ホントはライトも着けたいところですが、ライフル用のウェポンライトだとチャージングハンドルか排莢口に干渉してリアリティに欠けるのでハンドガン用のライトの方が良いかもですね。ゲームスタイル的には不要なのでこれで使うと思います。インドアは行かないですし。  
タグ :DBAL-A2

Posted by くさったみかん at 20:25Comments(0)エアガン

2020年08月03日

東京マルイ フルオートトレーサー購入



東京マルイ NEW フルオートトレーサーを購入しました。
NEWとありますが製造終了した旧製品と比較して新しいという意味で現在は旧製品はほとんど流通していませんから特に気にする必要はありません。

インドアゲームやナイトゲームをやらないので今までトレーサーは買う必要を感じていなかったのですが、来月参加予定のMilSimイベントにて夜間任務があるとのことでトレーサー使用推奨と案内がありました。給付金ももらったのでせっかくですから購入しました。

以前と違い今はトレーサーはそれなりの種類があります。今回購入した東京マルイ製以外にもクロステックやエーステックなどの小型モデルなどがあり、比較検討して購入製品を決めました。比較したポイントは以下です。

1 使用する予定の夜間任務は最大3時間程度連続の可能性がある
2 夜間任務は交戦を主体としない任務の可能性がある
3 発砲した際確実に動作して欲しい
4 M4カービンに装着して大きな違和感が無い
5 バッテリー持ちの充分さあるいは交換可能なバッテリー

1~3ですが、最近定番の海外製トレーサーは問題が出る可能性があります。
それは便利な機能の一つ、オートOFF機能です。点けっぱなしを防ぐオートOFFですが、通常のサバゲーと違い比較的長時間連続で行動する場合出撃時に電源を入れても交戦までに切れてしまう可能性があります。そのためシンプルなマルイ製にしました。
また、3~4はどれもそんなに問題では無いんですが、5の電池もちは一応、交換可能なマルイ製に分があると考え、また流通在庫が充分にありすぐ購入出来たのでこれに決めました。

陸一般的にはM4にサプレッサーを付ける事は無いでしょうから見た目に関してはそこまで気にせず他の機能を重視してみました。
特殊系でサプレッサーの使用例がある場合は小型トレーサーを仕込んだりすると見た目を崩さずにトレーサー使用出来るんですが、それはそれで小型トレーサーの入手や加工、運用を考えると大変そうです。

さて、早速入手したので動作チェックも兼ねて開封しました。



本体と説明書、六角レンチとスペーサー、蓄光弾が付属です。
六角レンチはハイダーを外す為に、スペーサーは干渉する部品がある機種用みたいです。

東京マルイ製だけあって説明書は丁寧です。また、電動ガンの説明書側にトレーサー取り付けの説明がある場合もあった気がします。
海外製品って、説明書が一切付属しない場合がほとんどなんですよね。使い方がだいたいわかってたり、自分で調べたり出来る人はいいんですが、そうでない場合はしっかり国内製品を買うか、丁寧に教えてくれるお店で買いましょう。



本体は外装が金属製で結構カッチリした印象です。着脱用の滑り止めのローレットが刻んであります。


電源スイッチはこちらで写真はOFFの状態。押すと押し込んだ状態で止まりONになります。
ONの状態だと発砲しなくても電池を消耗します。
こちらに14mm逆ネジが刻んであるので各種エアガンに取り付け可能です。


マズルは非常にシンプルです。


スイッチ側を回すと内部ユニットを取り出せます。
こちらを取り出して電池交換を行います。


電池キャップ。ここを外してバレルを囲う様に単4乾電池4本を挿入し蓋を締めて組み立てます。
使うときだけ電池を入れましょう。保管するときは電池を抜いておかないと電池の液漏れでトレーサーを壊してしまいます。

最後に重量を測ってみました。




トレーサー+単4アルカリ乾電池4本 172g
トレーサーのみ 126g

あまり重くは無いですが、マズルがあまり頑丈で無いモデルのエアガンに取り付ける場合は注意が必要そうです。

実戦投入が楽しみです。
また、冬場のラストゲーム間際に使ってみるのも楽しいかもしれません。  

Posted by くさったみかん at 20:32Comments(0)エアガンその他

2020年07月03日

APC9-K マガジンキャッチ調整



注目のAPC9-Kですが、マガジン周りに結構不満のある機種です。

まずマガジンがタイトで箱出し状態では抜き差しが非常に大変です。
そしてもう一点が、左側マガジンキャッチがかなり強く押さないとマガジンが抜けない為実質右面のマガジンキャッチしか使えません。

今回は左側マガジンキャッチを使えるようにしていきたいと思います。
早速変な事言いますが個人的には右側面のマガジンキャッチのみでもそんなに困りません。しかしせっかく使えるように出来ているのに微妙に使えないのは腹立たしいので直せるか見てみました。

APC9-Kのマガジンキャッチは、AR15系のアンビマガジンキャッチを左右反転したような構造をしています。
取り外しは簡単で左側マガジンキャッチ中央の六角ネジを外す事で取り外すことが出来ます。
先日も書いたかもしれませんが、APC9-Kのネジは全体的に柔らかいのでしっかりとした工具を適切に使用しないと速攻ネジを舐めます。
マガジンキャッチもそうですが、皿ネジを舐めると悲惨です。ワンチャンに賭けてドリルを使ってネジの頭を飛ばす事になるので慎重にねじを回してください。


外した画像です。
中央の軸部とバネ以外は樹脂製です。
実際にマガジンを差したりマガジンキャッチを押してみてなぜマガジンが抜けにくいのか観察します。

左側マガジンキャッチが非常に使いにくい理由は大きく2点ありました。

・マガジンとマガジンキャッチの噛み込む深さに対して左側マガジンキャッチのストローク量が不足気味でめいいっぱい押し込まないと噛み込みが解除されない(=マガジンが抜けない)状態になっている為。
・左側マガジンキャッチを押してもマガジンキャッチ全体が銃口側に傾いてしまい左側マガジンキャッチのストローク量がより減少する為。

この2点を改善する方法を考えていきます。

2番めですが、マガジンキャッチの軸部分にプラシートを貼り付けして見ました。


0.2mm厚のプラシートです。帯状に切り出し瞬間接着剤で貼り付けしてみました。
プラシートは摩耗しやすいと思われますが、摩耗したらまた貼り付ければ良いのです。
また、プラシートも瞬間接着剤も削りやすいので過剰だった場合の加工も簡単です。
デザインナイフで丁寧に削れば簡単に剥がすことも出来ます。

1番目のストローク不足はチョット悩みました。
軸を延長出来れば、あるいは左側マガジンキャッチを厚く出来れば改善は簡単なのですが、非常に難しいです。
迷ったのですが最終的に右側マガジンキャッチのマガジンに引っかかる凸部を棒ヤスリで削りました。
削り過ぎたら即死なので何度か本体に組戻してマガジンを挿入して様子を見る必要があります。

一応APC9-Kのマガジンは凹部が深いので多少削っても問題ないとは思うのですが、慎重に、削るのは最低限に作業しましょう。



この調整で完璧では無いものの箱出し状態より遥かにスムーズに左側マガジンキャッチからマガジン抜き取りが出来る様になりました。
僕の操作スタイルだとほとんどの場合は右側マガジンキャッチを使用すると思いますが、辛い体勢のままマガジン交換をするなどといった変なシチュエーションの時の選択が増えるのは大事だと思います。

ちなみにマガジンそのものの抜き差しがタイトなのはマガジンもマガジンハウジングもちょいちょい紙やすりで削ってある程度許せるくらいまでスムーズになりました。
もう少し削り込んだ方が良いんでしょうが、面倒くさいので程々のところでやめにしてシリコンオイルを吹いてごまかしています。

予備マガジンを買ってから本格調整ですかね(先送りの言い訳)
次の休みにでも試射に行きたいです。



外装の出来はホント雰囲気いいエアガンなんですが、それ以外はなかなかいじり甲斐のある鉄砲になっていますね…
とりあえず買う人はセレクターやグリップ底部等分解に必須な場所のネジが潰れていないかはしっかりチェックさせてもらってから購入したほうが良いかと思います。自分でバラす人はしっかりした六角レンチを用意してください。
頻繁にバラす人は早いうちにネジを国産品に交換したほうが良いでしょう…

しかしAPC9-K自体は唯一の製品ですからこの鉄砲が好きな人には間違いなくオススメですよ。
いろいろ大変な面を書いてはいますが個人的にはとても気に入っている銃です。  
タグ :APC9-K

Posted by くさったみかん at 02:14Comments(0)エアガン