2020年08月24日

ナム戦 米陸軍 RTO装備

ナム戦 米陸軍 RTO装備
ナム戦 米陸軍 RTO装備

先日サバゲーにいってきました。
一昨年にアホカリに参加し始めて以降ふつーの定例会ではあまりナム戦装備は着ていなかったのですが、ずっと楽しみにしていたアホカリは中止となり、他のイベントに行く都合上夏~秋のナム戦系イベントは行くことが出来なさそうなので今回やる気多めで装備をしっかり用意して挑みました。

が…想像どおりですが…暑さで数ゲームの参加。もう凄まじい暑さでした。湿度が低めなのでまだ快適でしたが、熱くて暑くて。
その代わりWEのM16A1は好調でした。ボルトストップがかからない以外は特に大きな問題なく楽しく撃てました。

さて…最初の写真の通り、前に入手したAN/PRC-77を装備したRTO装備で挑みました。
RTOとはラジオ・テレフォンオペレータの略で、無線手のことです。一気に無線通信が実用的となった第二次世界大戦以降の近代戦では必須の存在でベトナム戦争時はアメリカ陸軍の場合1個分隊に1名程度RTOがいたようです。

装備の大きな特徴は何より背中の無線機になります。
AN/PRC-77 RT-841無線機を専用の背負子で背負います。
この頃の背負子はコットンと金属で構成されており、一枚の板状になっています。

実際に僕が持っていった装備をご紹介します。

ナム戦 米陸軍 RTO装備
ナム戦 米陸軍 RTO装備


上部に無線機を引っ掛けてベルトで固定し、下部にはM1956 フィールドパック等を取り付け可能です。
今回使用していませんが、ピストルベルトを固定することも可能でそうすることでサスペンダーを使用せずに背負子でピストルベルトを吊るす事が出来ます。
多分本来想定されていた正しい装備としてはサスペンダーの代わりに背負子を使用する形だと思われます。
無線機にクレイモアバッグを引っ掛けています。クレイモアバッグは手頃な大きさな為クレイモアと関連部品を取り出したあとは兵士たちの雑具入れとして活躍しました。
RTOの場合、無線機のバッテリーを入れるのにちょうど良かったようです。
実物のバッテリーより小さいのですが四角い長方形の詰め物を入れてバッテリーを入れている様に見せています。肩に掛ける紐を無線機に引っ掛けて縛り、クレイモアバッグを固定しています。無線機の固定ストラップとうまく絡ませれば脱落対策はバッチリでしょう。

M1956 フィールドパックは後期型通称M61フィールドパックです。
食料や着替え、私物を収納しますが…収納力は低いです。着替えは下着程度しか入りません。
なのでパツパツに膨らませて置く事でかなり雰囲気が出ます。フィールドパックが丸くなっているか、ぺしゃんこかで背中のかっこよさが何倍も変わるのでフィールドパックを装備する際はぜひタオルとか使わない装備とかでパンパンにしてあげてください。
下部に畳んだポンチョを挟んだりするともっとかっこいいかもですね。ポンチョいつか欲しいです。

ナム戦 米陸軍 RTO装備

無線機の左側面にはコットン製のアンテナケースが取り付けられています。
アンテナケースはショートアンテナ・ロングアンテナ・ハンドセットが収納可能です。
移動や戦闘中はほとんどショートアンテナを装着しているでしょうから、アンテナケースの中にはロングアンテナが入っていて場合によっては予備のハンドセットが入っているでしょう。
ロングアンテナは持っていないのでとりあえずダンボールを丸めた筒を入れてフニャフニャにならないようにしました。
ハンドセットを入れるスペースは特小無線を入れるスペースにしました。ここから特小無線用のレプリカH-250ハンドセットを前側に出してゲームで使用しました。

ナム戦 米陸軍 RTO装備

右側面にはスモークグレネードを取り付けています。
スモークグレネードはヘリコプターや攻撃機など航空機との連携に必須でした。赤と黄1個ずつしか持っていないのでもっと増やしたいですね。緑や紫あたりは欲しいです。実際の兵士が実施していたかは不明ですが、脱落して紛失しないように太めの輪ゴムでレバーを固定しています。
ビニテで巻いてしまうのも雰囲気を壊さないのでいいかもしれませんね。

ここまで詳細に書いておいてアレですが、今回のこの装備は明確なモデルはありません。
当然軍装ガイド等の書籍を参考にいろいろ見ましたが、この背負子を組み立てるときは資料は見ないで、「何が必要なのか」を考えて組み上げました。
軍装でかなり大事な事だと個人的には思っています。歩兵は持てる荷物・武器の量に限りがあるので無駄なものを持って戦場にはいけません。
無駄なものを持っているとなにより自分が辛いので兵士たちは自分がらくをする為に工夫して必要な装備を必要な分、必要な時に使えるように装備しています。

例えばですが、無線機の予備バッテリーをクレイモアバッグに入れて無線機背面に取り付けて携行する例は確か写真であったと思うのですが、ここに装備すると当然背負った状態ではバッテリーを取り出せません。
不便そうに思えるのですが、無線機のバッテリーを交換するときはどのみち背中から無線機を降ろす必要があるのでこの位置でいいのです。
スモークグレネードは自分で取り出せないのでちょっと迷うのですが、ここに取り付けている例が多いのを見ると、自分で使うよりRTOのそばにいることが多い上司(=分隊長や小隊長)が使用すると考えると納得が行きます。

まあ、そんなこんなで楽しく装備を組めました。

ちなみに背負子以外の部分の装備は極めて基本形のM1956装備をベースに、マガジンポーチのみM1967として、1969年~1970年頃的な感じにしてみました。
M1967装備は1969年頃からちらほら使用例が出てくるのですが、特殊部隊用の配備が中心だったようで一般部隊だとかなり部分的な使用にとどまります。レギュレーションのあるイベントの場合はM1956の方が無難なんですが、定例会で一人で着る分には自己満足ですからアクセント的に使うのが楽しいです。

ナム戦 米陸軍 RTO装備

最近の運動不足も祟ってすぐ肩がやられてしまったので午後はPRC-77は降ろして、PRR-9・PRT-4に変えてみました。よりヘンテコなナム戦後期感が出ると思います。暑いのでTシャツも脱いで直接ファティーグを羽織っています。ボタンも留めるのは2個程度にして「雑」な感じを出してみました。

PRR-9は軽量なのですがそれでもヘルメットが結構傾きますね…インナーバンドをもう少ししっかり調整しないとダメかな?

久々のナム装備、ゲームは少しだけでしたがとても楽しめました。
みなさんもゲームで装備を着込む際は細心の熱中症対策をした上で楽しんでください。




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Posted by くさったみかん at 00:20│Comments(0)装備
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