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Posted by ミリタリーブログ at

2022年05月02日

インターセプターボディアーマー爆誕!!!



遂にウッドランドカモのインターセプターボディアーマーを入手してしまいました!!!なんとフルセットで新品同様の状態!!!!!!!
これはすごい!!!

過去にUCPカラーやレプリカ品を入手した際にご紹介したかもしれませんが改めて実物情報を…

インターセプターボディアーマーは1990年代にアメリカ軍で採用されたボディアーマーです。
前代のPASGTアーマーまでと異なり防弾素材を取り外せるようになっていたり、新装備のMOLLEに対応したりと進化しています。
一番大きな差は今でこそ常識レベル?なセラミック製防弾プレートを挿入する形式になっており、インターセプターボディアーマー用に採用された防弾プレートのSAPIは現在でも同様の形状のモノが使用されています。

インターセプターボディアーマーは上記でも一部触れた通りいくつかの部品で構成されています。
細かく調べていませんがそれらをまとめた呼称がインターセプターボディアーマー(IBA)と言われるのだと思います。
部品単位に分けていくと以下の様な構成になります。

・アウタータクティカルベスト(OTV)




一番重要な部分、胴体を守るベストです。前後にはMOLLEの各種装備品を取り付けるウェビングが縫い付けられています。
この頃は一部の面にしかウェビングが無く、良い位置にポーチが付けられない事も多いですw
迷彩がUCPに置き換わった頃にウェビングが増設されていきます。
タグを見る限り、01年頃に製造されたものと推測できます。



内側は黒色です。内張りの色が違うロットがちょくちょくあり、製造年代の目安になることもあります。
背中側にでっかくタグが付いています。軍で調達されているものはほとんどがポイント・ブランク製だと思います。



全体的にソフトアーマーと呼ばれる防弾素材が入っていて、破片等から防御する事ができます。
一応取り外すことも出来ますが、外して使用することは想定されていないように思います。
やや重量があるため、OTVのみの状態でもソフトアーマーがあると3kg程度の重量になります。

・ヨーク&カラーアッセー
・スロートプロテクター
・グローインプロテクター



インターセプターボディアーマーの特徴として、着脱可能な上記のアーマーパーツ類があります。
ヨーク&カラーアッセーは襟です。襟パーツは大量出血の原因になりやすい首の負傷を防ぐ目的があるものの、首や顎に当って動きにくくなるため着脱可能な作りになったのかもしれません。

PASGTアーマーと比較してされに追加された防弾パーツとして、
スロートプロテクタとグローインプロテクタがあります。
スロートプロテクタは襟パーツに固定して使う喉の部分の保護パーツです。
首の正面側を保護出来ますが、着用すると首元の圧迫感があったり、下方視界が狭くなります…

グローインプロテクタはボディアーマーの正面下部に取り付けます。
股間の急所を守ってるように見えますが、主な目的は太ももの内側にある血管を守ることです。

これらにも前述のソフトアーマーが入っており、取り外すことも可能です。



タグの写真。グローインプロテクタはめんどくさいので撮ってません…


残りは…
・SAPI(Small Arms Protective Insert)
防弾プレートです。これは実物は持っていないので発泡ウレタン製のニセモノです。
実物はMサイズの場合1.8kg程度の重量があるようです。
コレを前後に1枚ずつ挿入します。

後ろ側は普通にポケットに入れるだけですが、前側は…


SAPIポケットが隠れる様に配置されています。
SAPIを挿入する際に太いウェビングを取り回す事で、緊急用のプレート投棄機能になります。


インターセプターの各パーツが集まって組み合わさるとこんな感じに…



実際のところは動きにくさや重量の為に一部パーツを取り外して使用している事も多かったようです。
しかし、イラクやアフガニスタンで実戦投入された後に防御力のスキがあることを指摘されるようになり、脇腹や肩に追加の防弾プレートが装備されるようになってしまいさらに重量は増していきます…


今回のIBA入手によってボディアーマーをレプリカから置き換えられると同時にソフトアーマーの効果でよりリアルさの感じられる重量に近づきました。
重いのはキツイけど…軽すぎると見た目でバレちゃうんですよね


右が今まで使用していたレプリカで左が今回入手した実物です。
ディテールの再現度は高いです。並べてみると記事の色味がちょっと違いますね。でも近くでじっくり見ないとわからないくらいには再現度あると思います。


最後にUCPカラーのIBAと並んで。
UCPの方にはESBIキャリア(サイドプレート入れ)を装着しています。また、MOLLE用のウェビングの配置が違う事もわかると思います。

インターセプターボディアーマーは全体的に貴重アイテム化しつつある中でこの様な美品に出会えたのはとてもラッキーでした。
着用してゲームに使ったりはしますが、大事に使っていきたいアイテムです。  

Posted by くさったみかん at 00:01Comments(0)装備

2022年02月23日

M9バヨネット再現計画始動



先日さらっと触れたM9バヨネット… 進めていこうと思います。

発端は昨年末に知り合いからM9バヨネット用のシースを譲り受けたことです。
上の画像のODのシースがそれですが、実物のシースを入手しました。

しかしコレはベルトクリップ部が欠品しておりそのままでは使用できない状態なのでそこをなんとかしようと言う所からのスタートでした。

M9バヨネットは米軍で採用された銃剣であり、Wikipediaを見るとM16A2の導入に併せて採用されたとあります。
従前のM7バヨネットはM16A1採用時に導入された銃剣ですが、デザインや機能はソレ以前のM14やM1ライフルと同様のものでした。

一方M9では新機軸が多く搭載されサバイバルナイフとしての機能が強化されています。
その一例に以下のような機能が搭載されています。
・ワイヤーカッター
・簡易のこぎり
・栓抜き
・シースに砥石を内蔵

一方、高機能故に重量が大幅に増えて現場からは敬遠され海兵隊などではあまり使用されていないようです。

今回入手した実物は一般的なM9バヨネットとは形状が違う比較的後期のアイテムのようです。
恐らくはワイヤーカッターを使用したときの負傷事故防止のために鞘本体の形状が変わっています。
写真で並んでいる黒い方は後述するレプリカです。

さて、今回はまずベルトクリップを作成して実物のシースを装備に着用出来るようにすることが第一の目標です。
ワイヤーカッター機能のためにこのシースはファステックスで鞘本体とベルトクリップを分割出来るようになっています。
ベルトクリップはM12ホルスターで使用されている特殊な形状の金属製クリップになっています。



ピストルベルトに対応するこのクリップは現在あまり市場で見ない形状です。
探してみても単品売りは無いようなので、来月に米軍放出品のM12ホルスターの中でも状態が悪く価格の安いものから調達予定です。

ファステックスはITW製なのでネットで同型と思われるものを購入しました。が、まだ届いていないのでコレもまだです。

ナイロン製のベルトは1.5インチ幅のものを用意します。
国内では38ミリ幅として流通していますね。


…この辺は進まないので先にラバーナイフを入手しました。
M9銃剣のレプリカとして販売されているものです。1500円。


実物のシースへの挿入もOK。ちょっと渋かったのですが、刀身にシリコンオイルを吹けばスムーズに。




グリップのモールドも結構かっちりしており悪くない感じです。ただ、全体的にバリが多めです。
特に着剣リング回りにインジェクションピンの跡がガッツリあるのは気になるかもですが、雰囲気は十分でしょう。


着剣装置も問題ないですね。E&C・東京マルイともにOKです。


当然こちらにも鞘が付いてきます…



まあこの安っぽいこと…ベルト部なんてペナペナです。
しかし折角なのでこちらも可能な限りリアルに仕上げていこうと思います。

やることはざっくり2点、シンプルです。
・ナイロンベルト部の自作
・OD色に塗装

ナイロンベルトは実物用のベルトクリップを作成するのでそのついで?でやっていきます。ただ材料や機材の都合上続編に…
今回は塗装前に鞘本体の樹脂部品を改修していきます。



全部バラしていくと鞘は2分割出来ます。
実物のシース本体には、ナイフ本体の固定ベルトと砥石を覆うベルトを固定するドットホックが付いています。
レプリカでは再現されていないためホック設置の準備をします。

ネットで探した画像をもとに位置を決めて4mmで穴あけをしました。
プラモデル感覚ですね。


ナイフ本体の固定ベルト側は裏のリブが干渉するので切除します。

全体の表面は塗装に備えて紙やすりで表面を荒らしておきました。
バリは除去しましたが、ヒケはめんどくさいのでそのままです。





ドットホックですが、ひとまず手芸コーナーで買ってきました。15mm径のモノでジャンパーホックとか、アメリカンホックとか呼ばれてます。
実際の作業時はミリタリーショップで買う米軍仕様のホックを使用しますが、サイズは同一なので検討用に調達。
あと、コレには打ち具と呼ばれる取り付けようの治具が付属します。
打ち具を単体で購入すると結構いい値段するのでコレを買いました。ホックそのものは練習用にもなります。

あとはシース本体のホックですが、調べた画像を見るとネジで固定されているようです。
それを再現するためにサイズが合いそうなネジも購入。
M4×10の皿ネジです。長いと銃剣に干渉しそうなので一番短いものを。

画像はすでに取り付けされていますが、サイズはバッチリでした。
裏側はワッシャとナットで無難に固定されています。銃剣に干渉しないか不安でしたが、問題なし。

これで後はナイロンベルト系と塗装です。
面倒で尻込みしていましたが、一気に進んできた感あります。(実際はあまり…)

ひとまずやる気のうちにもう少しやっちゃいます。
ドットホック固定用のネジ、ホームセンターで買ったものでユニクロ仕上げでギラギラしています…
軍装品にキラキラした金具は似合わないのでお手軽になんとかしてみます。

ネジの黒染め、モデルガンマニアとかは黒染め液を持っている方も多いかもですが無いので簡単に…
クエン酸で済ませます。100均に売ってます。

クエン酸の粉を適当に水で溶いて、その中にネジを入れて数時間放置します。


なんか泡が出ていますね。


だいたい4時間くらい漬けて左の新品から右の状態になりました。
思ったより真っ黒にはならなかったですが、ギラギラ感は減ったので良いでしょう。

細々進めたので後は部品待ちです。
まあ、塗装やら縫い物やら一番めんどくさい所になってくるのですが…

無事進めたらこの記事の続きを書くでしょう…
ちなみにナイロンベルト部はざっくり設計?は終わっています。後期のモデルと違って一般的なM9銃剣用の鞘のベルトは非常に複雑な作りでめんどくさいですね…

あと、すっかりスルーしていましたが前期のM9銃剣には小物入れ?のナイロン製ポーチが付属するようなのですが、今回はそのポーチは再現しません。
そこを作ろうとすると多分もう少し千円札積めば実物が買えます。
でも印象的なアイテムなのでそのうちなんとかしたいですね。

LC-2 9mmマガジンポーチで代用する手もあるのですが、蓋の形状が違うので結構目立つんですよね…

うーむ…  

Posted by くさったみかん at 23:29Comments(0)装備

2022年02月21日

E&C M16A1 グリップ交換

電動ガンのAR-15系列の永年の悩みといえば、内部機構の都合上デフォルメされてやや太くなったグリップだと思います。

個人的にはあまり気にしない派なのですが、E&CのM16A1に関しては大きい不満がありました…



画像の赤矢印で示した部分…異様に角張っており手に食い込んで痛い!!!!
握り方にもよっては気にならない人もいるでしょうが、グローブを付けないで使用する機会の多いM16A1では致命傷です。

また、G&PコピーのE&CはグリップもおそらくコピーでG&P譲りの角張った実感の欠ける造形になっています。


そこでグリップ購入。
A1系のピストルグリップはVFC製が一番いいらしいですが、シーマ製を見つけたのでこちらを購入しました。
VFC製はぱっと見在庫がなさそうだったのと、以前見た時に価格が4000円程度だったのに対してこちらのシーマ製はなんと1580円!!

造形もG&P系に比べると遥かに良さそうです。


比較するとグリップ前側のカーブの具合が一目瞭然です。
M16A1に装着されているのがE&C純正、上にあるのがシーマです。



ただ、価格相応の仕上がりとなっており、通風孔つきの底蓋は塗装?バリ?でスリットがズタズタ…
蓋の止めねじはタッピングビスとなっています。

まあ、タップビスでも注意して作業すればそうそうネジを潰すことはありませんのでいいでしょう。
E&C純正もタップビスですし。



特に問題なく取り付け。
若干寸法が違う気がしますがまあ大丈夫でしょう。気にする場合はすり合わせやグリップとメカボの間にシムを入れて調整する感じでしょう。

モーター位置調整ネジがとても緩かったのでシールテープを巻いてからねじ込んでおきました。どうせ調整後ネジロック剤を塗布するので必要ないといえば無いのですが、調整中に動いても面倒なので巻いておきました。

モーターを入れてもスペースが有るため配線を通すのも容易でわりかし組み込みやすいと思います。

何より安いですし、G&Pのグリップ交換にもいいかもしれませんね。
個人的には角張ってる事そのものは気にしていないのでXM177E1の方は交換しないと思います。
でもやすいので今度御徒町行った時にまだ在庫があったら買ってみるのもいいかもしれません。気が向いたらかなあ~



今度の更新のネタは多分M9バヨネットかなあと思います。
実は年末にM9バヨネットの2ndタイプの鞘を入手していましたが、ベルトクリップが欠品だったり、ダミーナイフを持っていなかったり、とすぐ装備に使える状態ではなかったため放置していました。
グリップと一緒に安いレプリカバヨネットを買ったので来月からはそのへんやっていこうと思います。

出来れば付属の1stタイプの鞘もリアル化したいのですが、用具入れ?のポーチをどうしようかずっと迷っています。
なかなか単品で入手できなさそうなアイテムなので困ったもんです。  

Posted by くさったみかん at 22:32Comments(0)エアガン

2022年02月20日

米軍実物 PASGTヘルメットを入手

昔から欲しかったもののなんだかんだ持っていなかったものを買っちゃいました!!



PASGTヘルメットです。
アメリカ軍といえばコレ、と思うヘルメットです。現在ではスタイリッシュな様々なヘルメットが出ているのでマイナーですが防弾ヘルメットはやはりコレ!ですね。

PASGTヘルメットは80年代後半にPASGTベストと共に配備された個人用の防護装備です。
第二次世界大戦から長年使用されたM1ヘルメットを更新しました。

M1ヘルメットのスチール製に対しPASGTヘルメットはケブラーと呼ばれる特殊な化学繊維で出来ており防御力が向上しました。
拳銃弾を防ぐ程度の防御力があるようです。

PASGTヘルメットはアメリカ各軍で広く使用され、その形状は世界各国の防弾ヘルメットのデザインに大きく影響しました。

2000年代前半ごろからはより性能の高い後継装備に置き換わっていき、陸軍はACHに、海兵隊はLWHに更新されていきました。

一時はミリタリーショップの定番アイテムだったPASGTヘルメットですが、近年はモノがじわじわ減っているような印象を受けます。
この度は予定外ではあったものの比較的安くLサイズを入手出来ました。枯渇してから探したんじゃ遅いですからね…

上に写真を上げた通りなのですが運良く非常にキレイな個体を入手しました。
ミリタリーショップやネットオークションサイトの画像で見ると塗装が大きく剥がれていたり、フチの部分がボロボロになっている個体も多い中、良好な状態で保たれているのはとてもありがたいことです。


HELMET PASGT
DLA100-87-F-EC98
8470-01-092-7528
UNICOR

スタンプはヘルメット内側にあります。87年予算と推測出来るため、比較的古い個体だと思われます。
古い個体でこのキレイな状態ということは以前の持ち主の方は大事に使っていたのだと思います。
3行目はNSNで、これはサイズごとに異なります。
末尾が5~8がそれぞれXSからLに割り当てられているようです。(グーグルで調べたほうが確実です)


サイズは頭頂部に刻印されており、確認できるならこちらを見たほうが早いです。
L-4と刻印されているのがそれでサイズがSならS-??となっているはずです。
右の数字は調べた限り諸説あり、微妙なサイズ差だとかロットの違いだとかあります。
自分は頭部の周囲が約60cmありLサイズでちょうど良さそうです。
ちなみにM1ヘルメットではサイズはありませんでした。全てライナーで調整する形だったためです。
PASGTヘルメット以降はシェルのサイズが複数あるため、関連するアイテムもサイズが複数になっている場合があります。
ヘルメットカバーはPASGTヘルメットだけでなく、ACHやECHといった現用系ヘルメットの場合も注意して購入する必要があります。
PASGTの場合内側のパーツも一部サイズ別になっています。



チンストラップやサスペンション、ライナーも揃っており、80年代らしく茶色の強いODになっています。金具のサビや緑青もあまり出ておらずとてもいい状態です。
下には参考に以前新品で入手したチンストラップが置いてあります。いつ頃からかは不明ですが、00年代前半には各種装備品のOD色が緑色の強い色合いになっています。

00年代の装備の場合は古い茶色系のODが混ざっていてもそこまでおかしいということはないのですが、逆に古い年代を再現したい場合は緑色の強い新しい年代の装備品を使用するととても目立ってしまうので注意が必要です。




ヘルメットカバーを掛けてみました。
米軍の基本迷彩であるウッドランドカモです。
カバーのサイズはM/L用ですが結構パツパツです。着脱の際破いてしまわないか少し心配になります。
しかしこのピッタリ感こそ米軍歩兵らしさが出ると思います。


3Cデザートカモです。
イラク戦争などで非常に印象深いウッドランド以上に米軍の雰囲気を感じる迷彩だと思います。
こちらのカバーは少し大きいですね。ちょっとシワが寄っています。
同じM\L用なのですが、ツイッターにてフォロワー様より伺った話だと同じカバーでも製造時期や個体によりサイズ感が異なる場合があるようです。
理想のサイズ感がある場合は複数個購入して試すことも必要かもしれません。

また、ウッドランドと写真を見比べるとわかるかと思いますが、こちらは枝等を差し込めるスリットがありません。
これもモノによってスリットのある個体と無い個体があるようです。
明確に区別して使用していたわけでは無いようですが、特定の装備再現する時は注意を要するポイントになるかもしれません。


今回購入したヘルメットに6Cデザートカモとウッドランドカモのカバーが付いてきたため、ウッドランドカモのカバーは2個になるのですが、比較してみた所やはり異なる点を発見しました。
ヘルメットに固定するテープの色がチンストラップなどと似たように色味が異なりました。
タグはどちらも薄く判読出来ないのですがこの事から製造時期が異なる可能性が高いと考えられます。

採用年数が長い装備品は年代で異なる点が出てくるので非常に興味深いです。


折角なので同じく実物のM1ヘルメットも出してきました。
この2つの組み合わせは学生の頃に夢見たド定番なので並べるとなかなか感慨深いです。

さてPASGTヘルメットと来たら次はPASGTベスト…と行きたい所ですが、M69アーマーを以前入手した際に重くてほとんど着用出来ず、結局手放してしまった過去があるので防弾を取り出せない旧式ボディアーマーには少しトラウマがあります。入手すれば年代が広がるものの最近は広く浅くなってしまっているのでここらでもう少しパッチ類や装備再現を精査して少しでも深く取り組みたい所です。

あとは装備関係なしにお金貯めて次世代MP5がほしいですね…
単純に好きな銃だからってだけですが。  

Posted by くさったみかん at 00:30Comments(2)装備

2022年02月14日

米軍実物 サイレントスリングを購入



M16A2用のスリングに…
米軍実物のサイレントスリングを入手しました。

調べた感じ正式名称は「SLING,SMALL ARMS」の様です。
すごくアバウトで申し訳ないのですが、80年代以降の幅広い年代で使われている様です。

比較的安い価格で入手出来ますが、モノの数は減ってきているようです。

M4用とM16用で長さが異なり、今回購入したのはベルトの全長が186cm弱(73インチ?)のM16用になります。
M4用はこれより短いらしいです。


ビニールに入った未開封品です。紙が入っており、以下のような印字がされています。

COLT DIFENSE PART#:64095
NSN: 1005-01-368-9852
SUSQUEHANNA ASSOCIATION
FOR THE BLIND

製造年は不明です。

開封すると組み立て済み?の状態でスリングが入っています。


スリングをバラすとこのようになり先述の通り非常にシンプルなスリングだということが分かります。
内容物は、
・ナイロンベルト
・金具2個
・紐付きループ
となっています。紐付きのループはフロントサイトに通して使うのかな???
好みに合わせて使えると思います。


金具は金属板を打ち抜いたシンプルな形状ですがわずかにカーブしています。



シンプルな構成からわかる通り極めて基本的な2ポイントスリングです。
M16A2ならコレを付けておけば問題なし!!なスリングでした。  

Posted by くさったみかん at 19:30Comments(0)装備

2022年02月10日

E&C M16A1は決定版A1に成りうるのか



購入時の記事は2本まとめてご紹介だったので、特に需要が高い?A1の細部ディテールを中心に改めてご紹介していきます。
今回紹介するのは、以下のエアガン。

E&C 320E M16A1 パーカーライズ 電子トリガー搭載 電動ガン

電子トリガー非搭載の旧製品は細部が異なる場合があります。というか数年前に出回ってたE&CのA1はA2以降のヘビーバレルが搭載されてたような気がします…

この製品は電子トリガーが搭載されておりレシーバーは製品名にパーカーライズとあるようにかなり明るいグレーで塗装されています。ちょっと明るすぎる気がします…
先述の通りE&C製はA2系パーツの流用が目立っていたため購入候補に入っていなかったのですが、昨年末に今回の製品が出荷され見た所バレルなどがよくなっている印象だったので今回購入に踏み切りました。

近年はフルサイズのM16の製品はかなり少なく、特にM16A1は専用となるパーツが多く、比較的忠実に再現されていると言われているのはG&Pの電動ガンと高級ガスガンのDNA製くらいかと思われます。
他社だとシーマの電動ガンやWEのガスガンが製品化されていますが、以下のような流用パーツがありリアルとは言えない仕様になっています。
・フロントサイトの形状(WE・シーマ)
・ロアレシーバーがA2形状(シーマ)
・ストックがA2形状(WE・シーマの一部?)
など

特にストック形状やロアレシーバーは気になる方が多いかと思います。

ではまずはレシーバー形状から見ていきます。
レシーバーはG&PのXM177E1のレシーバーと比較していきます。(G&P M16A1と共通部品)

E&C



G&P



ウワサされている通りなんですが、おそらくG&Pのコピーです。細部は異なる場所があるものの基本的な造形の意匠どころか刻印のシリアルナンバーまで同一です…
G&P系のレシーバーは全体的に角張っており、後発の次世代M4やMWS、トレポンなどのリアルなレシーバーと印象がやや異なります。
特にマガジンハウジング周辺を見るとわかると思います。
聞く話によるとG&PはマルイのエアコキM16A1の造形がベースになっているようでその系統で角張った造形のようです。
E&Cも同様の造形です。

E&Cのレシーバーのいい点はエジェクションポート側のセレクター刻印にあると思います。
刻印はあまり詳しくないのですが、A1のセレクター刻印は左側面のみで右側面のエジェクションポート側は刻印無しだということらしいのですが、何故かG&Pは刻印を入れています。E&Cは見ての通り無刻印になっており、好印象です。

他見比べてわかる点は、ボルトキャッチ部の肉盛りがE&Cはピンを挿れる為にやや肉厚になっています。
ただ、ちょっと角張った印象ですね。

エジェクションポートカバーはG&Pは閉じれないリアル形状(厳密には実銃とは異なります)ですが、E&Cは開閉可能な電動ガンタイプのカバーです。チャージングハンドルを引くとダミーボルトが後退しホップ調整が出来るのは共通ですが、E&C製は最近の電動ガンらしく後退でロックが掛かりボルトキャッチレバーを押し込むとダミーボルトが前進するギミックが搭載されています。

あと、トリガーガードのピボットピンが何故か樹脂製で青色です。
地味に気になるけど塗った所で剥がれるし奥まった場所なので放置しています。


グリップもおそらくはコピーなのですが、E&Cの方が一部が角張っており握ると少し痛い…
これはG&Pも同じなのですがグリップが太く角張っているため猛烈にダサいです…
ただ、グリップはVFCやシーマのA1グリップが流通している為交換するのも手です。

トリガーガードにメーカー型番が白刻印されています。油性ペンかなんかで塗りつぶすと目立たないと思います。



ストックはきっちりA1形状になっています。
バットプレートやスリングスイベルはナム戦末期以降に更新されたトラップドア付きのタイプになっています。
A2ではストックの全長が約1インチ延長されており、バットプレートも角張った形状に変わっています。

ストックの形状は正確なA1形状では無いようなので訂正いたします。コメントでのご指摘ありがとうございます。スリングスイベルの位置が異なるそうなので修正する場合東京マルイかG&Pの部品を入手するのがベターだと思います…(2022年7月8日追記)

ベトナム戦争中に配備されたM16A1の仕様を再現する場合、可動式スリングスイベル・蓋無しのバットプレートが必要です。
詳細は調べていませんがシーマのXM16E1に付属するものに交換するか、G&P M16VNに付属するものをスリングスイベルを改造することで再現出来ます。
ただ、いずれにしてもパーツ単品で入手困難なので現行のナム戦イベントではこの点はほぼ不問になっています。
ベトナム戦争後の80年代米軍装備用なら全く問題は無いでしょう。

ストック全体はつや消しの仕上げになっています。ここは少し艶が出ている風合いが良かった所ですが…




写真にはあまり写っていませんが、ハンドガードもストック同様つや消しの風合いです。
アウターバレルはフロントサイトより前は溝が細かく掘られています。
尚、この写真のフラッシュハイダーは後述の理由によりKM企画製に交換しています。

フロントサイトはA1系の特徴の円柱状を再現しているものの、回り留めの溝がA2形状の4箇所のままになっています。
恐らくは組み立て用の治具などの兼ね合いかと思いますが折角再現するなら溝の数も5箇所に…と思ってしまいます。
余談ですが、角柱状なのがA2以降のフロントサイトになるのですが、E&CのM16A2は何故か円柱状のこの部品が装着されています。
惜しい点はあれども銃を構えて狙う時に見える範囲はよく再現されているのは好印象ですね。

あとはフロントサイトポストを固定しているピンが何故かロールピンなのが惜しいです。
ここがテーパーピンや平行ピンなどの中央が抜けていないピンだったら良かったのに…

最後はフラッシュハイダーです…



E&Cのこの製品の一番ダメダメな点はこのフラッシュハイダーだと個人的には思います。
妙にエッジが効いた謎造形なフラッシュハイダーは重量感も精巧さも無く、見るたびにがっかりする出来です。
A2も同様で形状違いを再現しているのに何故かこの出来です。

パット見ではわからないものの手にとって眺めるとあー…となる感じ。
マズルは14mm逆ネジなので、ここはぜひKM企画製のスチールハイダーなどを取り付けましょう。

ちなみにすごく軽いです。

細部を紹介していきましたが、もうちょっと細かいところを指摘すると、各部のネジがダサいです。
目立つ所だとレシーバーピン(テイクダウンピン)が六角ネジで固定するタイプになっており、左側面からの印象を悪くしています。
他の目立つネジは、リアサイトスクリュー、ストックの固定スクリューがそれぞれ六角・プラスネジになっているためリアルなマイナスネジに交換したい所なのですが…
マイナスネジはあまり流通しておらず、どちらも特殊形状なのでより入手困難です。他のエアガンの部品を流用できれば早いのですが、これは結構痛いですね。
特にリアサイトの固定ネジは調整ダイヤルを固定するための穴が必要なのでまず市販していません。
マルイ製を流用出来ないか検討したもののどうやらピン固定じゃないようなので挫折しています。


細部を紹介していきましたが、全体的にはG&Pコピーと言われるだけあってM16A1らしい出来に仕上がっていると思います。
ただ、G&Pの造形の悪いところも引き継いでいる所と、ネジで妥協しておりその見た目が目立ってしまうため外観上の評価としてはG&Pの少し劣化版という様な印象となりました。
ただ近年G&P製品の売価も上がっていることや入手性の都合から、こちらも十分選択技に入ってくるのではないかと思います。
結構辛口に書きましたが僕個人はE&CのM16A1は非常に満足しています。

一応実射性能についても改めて書いておくと、ふつーに使えます。
出来ればバレルの清掃とチャンバーパッキンの交換はしておくべきですが、それさえすればふつーに飛んでふつーに当たる、無難な性能です。
モーターのせいかベベルギアのラッチのせいかレスポンスはあまり良くないですが、電子トリガー内蔵なので不快感なくバシバシセミオートで撃てます。そのへん詰めればもっといい感じにキレるでしょう。
そのへんや内部はこの前書いたからそっち見てみてください。

箱出しでも使えると思います。ただし、パッキンが固くてホップのかかりがピーキーなので弾づまりからのピスクラにはご注意を。

G&Pより安くてそこそこ同じ外観のE&C M16A1、オススメです…が…
流通が少ないようです…
紹介したのになんですが在庫無いようなんでほしい方は在庫あるお店見つけたらすぐ買いましょう。

E&CのM16シリーズは情報が少なく現物を見て買えるならともかくそうでない場合なかなか踏ん切りがつかないと思います。
この記事が多少参考になれば幸いです。

おわり  

Posted by くさったみかん at 00:15Comments(2)エアガン装備

2022年01月13日

E&C M16A1 電子トリガー 分解編



先日購入したE&C M16A1 電子トリガー搭載を早速分解しました。
M16A2に比べてM16A1はギアノイズがひどかった為先にこちらを調整。
写真は少なめです。

分解手順そのものはほとんど既存のAR-15系のSTD電動ガンと同様です。

前側のテイクダウンピンに付いている六角ネジを外してピンを抜き取ればアッパーとロアが分離出来ます。
チャンバー・バレルアッセーもそのまま引き抜く事が出来ます。

チャンバーはACE1ARMSの樹脂チャンバーと全く同じ構造になっています。
パッキンはだいぶ硬めのものが入っていました。新品在庫がなかったのでとりあえず中古のマルイパッキンと同押しゴムに交換。
インナーバレルは510mm この製品に限った話じゃないですが、海外製エアガンのインナーバレルは猛烈に汚い事があるので最初に掃除しましょう。
今回はピカールで内側を研磨し、組み込み時に先端付近にシールテープを巻いてガタとりをしておきました。



ロア側に行きます。
ちなみにダミーボルトはアッパー側に残ります。ロア側にロック&解除機構があります。

ストックはバットプレート上側のネジを外せば取れます。G&Pはバットプレートを外した内側にネジがありましたが、E&Cはバットプレートから見えるネジが固定ネジを兼ねています。特に注意することも無いでしょう。

写真のところまでくればあとはメカボを外すだけなのですが、予想通りボルトキャッチ機構の影響でちょっと独特な部分があります。
写真撮り忘れちゃったのですが、ボルトキャッチは内部でメカボの下をくぐるように伸びています。
くぐった後かぎ爪状に上に伸びて、ダミーボルトのロック機構に接続している為、ボルトキャッチをなんとかしないとメカボを外せません。



追記
ダミーボルトロック機構をバラさないとメカボ外せないかもと書きましたが、試した所外さずにメカボ抜けました。
ボルトキャッチのピンを抜いてメカボをやや上に引き上げた状態でダミーボルトロック機構を押し下げるとボルトキャッチを引き抜けます。
ボルトキャッチを引き抜けばあとは普通のAR15系同様の手順でメカボを外せます。
追記終わり

ボルトキャッチは電動ガンにしては珍しくピンで固定されています。
ピンポンチでピンを抜き取り、ボルトキャッチをフリーにするとメカボを少し上にずらせるようになります。メカボを上にずらした状態でボルトキャッチを上手く引き抜いて上げればオッケーなのですが、引っかかって無理な場合はメカボを持ち上げた状態で反対側のダミーボルトロック機構の+ネジを外せばボルトキャッチが外せる様になると思います。
ダミーボルトのロック機構は小さいバネが入っているので要注意です。


ドライバーで指している場所にロック機構が付いています。写真はすでに取り外した後です。

組み立てる時はロック機構は予め取り付けておいてメカボをロアに入れながらボルトキャッチをしっかり引っ掛け行くような要領です。
しっかり爪が掛かっていないと動作不良になると思います。

面倒でダミーボルトのロックなんて要らないよ!って人はロック機構を外してボルトキャッチのアーム状の部分を切ってしまうのも手かもしれないですね。

他は普通のSTD電動ガンです。
強いて言うならグリップ底蓋のネジがタップネジなので舐めない様に注意。




メカボ単体になりました。
パット見でボールベアリングが搭載されているのが分かります。

ここで一つトラップがありました。
メカボのネジですが、すべてトルクスネジになっているのですが…
T-10とT-8の2種が使われています。皿ネジはT-10でそれ以外がT-8です。
T-8は持っていなかったので急遽買いました…



QDメカボですしラッチ解除用の穴が空いているので手入れが楽なメカボです。
メカボも内部パーツもそこそこ悪くない感じですが、全体的にバリが非常に多いです。

特にひどかったのはメカボそのもの。切削したバリが出ている事があるので要注意でした。

グリスは非常に少なめです。ギアとピストンのグリスは使い分けられているようでした。

あ、ノズルの長さ確認し忘れた…





電子トリガーはこんな感じ。
セクター検知が磁気センサーでトリガーとセレクターはマイクロスイッチで検知します。

裏側には放熱シリコンが貼り付けられているようです。極力V2メカボのパーツを流用出来る構成ですが、他社のメカボに搭載できるかは不明です。多分厳しい。

トリガーは通常用と同じ様に見えますが、比較していないので不明です。一応トリガーを引ききった時はメカボに当たるようになっているのでマイクロスイッチにはあまり強い力は掛からない作りになっています。
但し、ストローク短縮の為にトリガーになにか貼るとスイッチを直で押してしまうのでストロークを詰めるなら初期位置を後退させるようにしたほうがいいでしょう。



ピストンはすでに削れている…とりあえず交換せず使います。

結局組み上げでは部品交換はせずにシム調整を実施して、ピストンのラックギアを1枚削り取ってAOEが結構キツかった為1mmだけスペーサを自作して下げました。樹脂ピストンなんでかるーくだけ調整しています。
残りはタミヤタイプのコネクタを全てTコネに交換し、中継コネクタの部分は外れると面倒なので結束バンドで固定。バッテリー近くにミニ平型ヒューズを取り付けしました。
個人的には物理ヒューズはよほど無理がない限りは取り付ける方針です。固定ストックのM16はバッテリースペースに余裕があるのでガラス管ヒューズでも全く問題は無いです。手持ちの部品の都合上ミニ平型を使っただけ。

モーターもそこまでレスポンス悪くないと思ったので(良くもないけどね)そのまま。試しに手持ちのEG-1000を入れたものの微妙だったので付いているパーツの有効利用をしました。EG-30000HCとかサマコバとか持ってるならそれ入れた方が良くなるかもですね。
多分プラグインブラシレスは止めておいた方がいいと思います。


バラして見た印象では、内部メカはまあまあって感じですが仕上げが雑なだけでもともとポテンシャルの高いエアガンだと思います。
次はA2バラさないとね…

あと外装をちょびっと手持ちパーツで改善したのでそれも書いておきます。

まずはディテールが雑なフラッシュハイダーをA1、A2共に交換しました。
A1ハイダーはKM企画のスチールハイダーに、A2はちょうどキャリングハンドルを買ったときについてきたKSCのGBB M4用に交換。


14ミリ逆ネジなのでマルイ製とかでもいいと思います。A1用は比較的入手しにくいのですが、KM製を確保しておいて良かった。

あとはA2のフロントサイトを交換。これもKSCのフロントサイトポストがあったのでそこから取り外して交換しました。
ちょっと長い気がするけどまあA2はリアサイト側で上下調整も出来るし大丈夫でしょう。これで外観上気になっていたところは良くなったのでOKです。  

Posted by くさったみかん at 02:51Comments(0)エアガン

2022年01月11日

E&C M16A1 電子トリガー E&C M16A2 電子トリガーを購入



先月下旬に発売された(キンワのツイートより)E&C M16シリーズを購入しました。
今回開拓中の装備年代的にほしいA2も奮発して買ってしまいました。基本的な部分は共通の製品なのでまとめてかんたんにレビューします。

言わずとしれたM16ですが、軽く実銃も紹介いたします。

ベトナム戦争時に正式採用されたM16ですが、初期のM16に陸軍の要求する改修を加えたのがM16A1になります。
60年代後半から配備され、ソ連のAKとならんでアサルトライフルを象徴する銃の一つです。

M16A2はその改良モデルになります。80年代末期頃だったかな?から更新されました。
使用弾種の変更によりバレルを太いものに変更し、細部の改良も合わせて行いました。
特に目立つのは上下分割に変更になったハンドガードで、他にはストックが若干延長されたり、レシーバー各部が補強されました。
また、左利き射手が薬莢が顔面に飛んでくる問題を解消するためにエジェクションポート後方にカートリフレクタを設けたため各部の見た印象が変わっています。

今回購入したのはE&Cの電動ガンになります。電子トリガーが搭載された新モデルです。
以前からE&CはM16シリーズは販売していたものの、M16A1はM4系モデルとの共通部品が多く再現度が低い製品でした。
今回はかなり新規パーツを用意したのかかなり良くなっており、注目モデルになっています。

M16A2は以前のものも良かったものの今回は電子トリガー化によって3点バースト機能を標準搭載し、実銃と同様の挙動を再現できます。(A1でも同じ電子トリガーが入っているのでバースト出来ます)




外観写真はトップに掲載しましたが、M16A1はレシーバーがかなり明るいグレーになっています。
正直違和感ありまくりです… バラして塗り直したいところですがレシーバー全バラって大変なんですよねえ…

逆にM16A2は真っ黒です。色味は次世代M4に近い印象です。


アウターバレルは共に20インチですが、先述の通り太さの違いが再現されています。
細いほうがA1、太いのはA2です。バレルが違うためフロントサイトポストも違う部品です。
フロントサイト(狙う細い棒)は共通ですが、なんとA2以降の角型では無く、細い円柱のA1タイプの形状です。
一方、回転ドメが引っかかる溝は4箇所とA2以降のタイプとなっており、両者が折衷された様な形状です。

恐らくフロントサイトの取り付け治具の都合上溝は4箇所にしたものと思われますが、狙うときに見える部分がエアガンではレアなA1タイプなのは嬉しいですね。ちなみに本来A1タイプの溝は5箇所です。



上がA1、下がA2
スリングスイベルは塗装された金属製です。
フロントサイトポストの固定ピンは何故かロールピンになっています。一般的なテーパーピンに比べて外すのに苦戦するかもしれません。


上(奥)がA2、手前がA1

フラッシュハイダーは形状の差異は再現されていますが全体的に大味な表現です。
変に角が立っていてシャープな造形ですがリアルさはありません。スリットの表現も雑です。
各社のそれぞれのタイプのハイダーに交換すると非常に実感的になると思います。

マズルは14ミリ逆ネジです。G&P製のハイダーは正ネジのものも多いので交換する人は要注意。


ストックの違いも再現されています。
A2のストックは約1インチ長くなっています。
バットプレートも再現されており、A1は樹脂製で角が丸まった造形です。
A2は金属製で角張っており、しっかり仕様差を再現しています。

ストック固定ネジは残念ながら+ネジです。

A1のストックはトラップドアが付いて、スリングスイベルが固定式のナム戦後の仕様です。
ベトナム戦争当時のM16A1はゴム製のバットプレートで用具入れのトラップドアは無く、スリングスイベルが前後に稼働するタイプでした。
ベトナム戦争末期の頃にクリーニングキットの紛失防止の為改良された様です。

ストックはバッテリー格納スペースになっています。
トラップドアからバッテリーを収納します。ストック内部が使えるので電動ガン用の2セルリポならほとんど使用可能です。
ニッケル水素電池の場合ミニSタイプなら問題ないでしょう。
コネクタはミニタイプで、フューズレスです。
ぼくはTコネを使用しているのでコネクタ交換時にフューズ取り付けも実施します。





上2枚はA1、下2枚がA2

レシーバーです。
A1は明るいグレーが目立ちます。
造形はアッパー・ロア共にA1タイプの形状がよく再現されています。
また、右側面のセレクター刻印が無いのがわかります。比較的評価が高いG&Pは何故かこの部分の刻印を入れていますが、M16A1の時代では無刻印が正解のようです。
左側面の目立つ刻印も無難に仕上がっています。少々タルい表現になっていますが、まあ、こんなもんでしょう。

A2は刻印がこのエアガンの最大の欠点になっています。
見ての通り何故か輸出用モデルなどでよく見られる刻印仕様になっています。
M16A2ならA1同様の官給タイプの刻印の方が良かったと思うのですが…
セレクター刻印は当然フルオートでなくバーストになっています。
造形面では、カートリフレクタや各部の補強が見て取れると思います。
また、可動範囲が大きく広がって使い勝手が良くなったリアサイトももちろん再現しています。

両者共通の点では、各スクリューがチープで悪目立ちしています。
特に目立つのはテイクダウンピンの六角ネジとリアサイト固定ネジです。
いい製品があれば交換も視野に入れたいですが、マイナスネジは入手が大変そうです。

ツイッターではE&C製品はG&Pのコピーらしいという未確認情報がありましたが、G&P製XM177E1と比較した印象ではまあそうだろうな、と思いました。
各部の形状、意匠は酷似していますし、刻印に至ってはシリアルナンバーまで同一です。
ただし同一金型では無くコピーのように個人的には思います。
G&Pと比べるとこれまで書いた様にスクリューの1本、ピンの1本、といったところの再現度で劣っており外観上では追いつくには至っておりません。
ただし販売価格面と後述の機能面ではG&Pより勝っているのでそこはそれぞれの好みで選べるところだと思います。



機能面では新製品らしい現行のAR-15タイプのモデル同様の機能が搭載されています。
エジェクションポートはチャージングハンドルに連動して開き、ダミーボルトのロック機能もあります。
見た限りチャンバーはACE ONE ARMSの樹脂製チャンバーのコピーのようです。ドラム式ダイヤルが使いやすいやつです。

(キンワ 当該製品サイトから引用)
電子トリガーが搭載されています。E&Cの他製品の情報を見ると、アクティブブレーキ無しのシンプルな電子トリガーのようですが、セレクター変更機能が搭載されています。

メカボックスは、E&C社オリジナル電子トリガーシステムが標準搭載となります。
搭載される電子トリガーは、5つの発射モードを選択することが可能で、
よりゲームでの使用を重視し高いレスポンスを有したカスタムモデルとなっています。

電子トリガーは以下の方法で発射モードを変更できます。
・通電状態にてセミオートポジションでトリガーを5秒間長押し

・発射モード(※)セレクトモードとなり、モーターからビープ音が再生

・トリガー入力で発射モードを切り替え、任意のモードを選択

・セレクターをフルポジションに変更する事で発射モードを決定

※発射モードは以下のモードで設定可能です。
セミ/フル→セミ/3点バースト→3点バースト/フル→セミ/セミ→3点バースト/3点バースト→以下ループ
(引用終わり)

セミオートオンリーも可能なので間違えてフルを撃ちたくない場合は便利そうです。
トリガーはストロークは並みに長めですがやや重くなっておりフィーリングは良好に感じました。

A1、A2共にマガジンは30連タイプの多弾マガジンが1個付属します。
他にはポスター1枚と共通説明書が1冊入っています…が、説明書には特に電子トリガーの操作記載も無いため特に役に立ちません。


今回購入してすぐに屋外レンジで試射を実施しました。
残念ながら初速は測定し忘れたのですが、屋外で試射した印象を得られました。

A1、A2共に集弾性、飛距離は概ね良好で、30m先のプレートにしっかり当てていけます。
次世代などには劣るもののしっかり撃てて当てられる印象です。
ただし海外エアガンの例に漏れずホップ調整がピーキーです。国内パッキンに交換した方がいい結果になりそうです。

レスポンスも良好で標準的な電動ガンの動作という印象でした。
キレる、というわけではないもののサクッと動いています。

A1はギヤノイズが激しいので再調整必須な感じでした。
一方A2は動作も静かでした。

試射も出来たのでこの2丁は以下の方針で調整していこうと思います。
・各部をしっかり再調整(各ギアのあたり、シム、AOE)
・基本は純正パーツを生かして組み上げ
ベースが決して悪くないのであまりいじる必要も無いでしょう。
内部パーツって高いんでね。最低限で行きましょう?


レビューはこんな感じですかね。
久々のエアガン購入で楽しいです。
現在はM16A1を分解していますが、トルクスの9が必要で作業が止まっています。近日購入して作業を進めます。

ちなみに代理店在庫も僅少だったと購入した店舗のスタッフも言っていたので気になる方は早めに買った方がいいかもですね。
このブログ記事が購入の参考になれば幸いです。

尚、実銃知識は結構曖昧な部分も多いので間違いあればぜひコメントでご指摘下さい。

お わ り  
タグ :M16A1M16A2

Posted by くさったみかん at 02:50Comments(0)エアガン

2021年12月04日

M40ガスマスク用バッグ等を入手



2003年頃のイラク戦争初期の装備をちまちま収集し始めています。

イラク戦争はイラクが大量破壊兵器を保有している疑惑から米国がイラクに侵攻した戦争です。
当然大量破壊兵器を使用される状況も想定して侵攻したため、各部隊は対NBC兵器装備を準備して侵攻しました。

そのため当時の兵士たちは必ずガスマスクを所持しており、侵攻時は皮膚から毒ガスに侵されるのを防ぐケミカルスーツと呼ばれる防護服も着用していました。

今回はそのガスマスクを携行する専用カバンとガスマスクに関連するアイテムを入手しました。

当時米軍は主にM40ガスマスクと呼ばれるガスマスクを使用しており、トップの写真はそのM40用のガスマスクバッグになります。
現在はより改良されたM50ガスマスクを使用しているらしいです。

ガスマスクは顔面だけでなく頭部を覆うフードカバーもあるため割とかさばるので、ノートが入るかなくらいの大きさです。
ブットパックより一回り小さいかなといったサイズ感。


反対側は携行するためのストラップがついています。
やや難解な作りですが、太いストラップを腰に巻いて、細いストラップは太ももに巻きます。
短いストラップは恐らくトラウザーズのベルトループや、ピストルベルトのハトメに装着しずり落ちないようにするものと思います。


新品を購入したため写真の紙タグが付いていました。
また、モノによっては表面にUSスタンプや型番がスタンプされているものもあるようです。


メインの収納部はマジックテープ式で、蓋に太いストラップが付いているため素早く開くことが可能です。
これはガス攻撃を受けた際に素早くガスマスクを取り出せるように工夫されているものだと思います。



2箇所に小物入れのポケットがあります。関連美品を格納するものと思いますが詳しくはわかりません。
上部側のポケットには名札入れのようなスペースがあります。


短いストラップはフックが付いているので恐らくはピストルベルトに取り付けるのが正しいのでしょう。

金属製の金具類とマジックテープが存在する旧世代と現行の過渡期的構成で面白いアイテムだと思います。
恐らくは調達時期によって細部仕様が異なると思いますが、WEBや店舗を回ると状態多様な当アイテムが売られているので比べてみるのも楽しいでしょう。
しかし新品を購入したものの、経年の加水分解からは逃れられない運命にあり、例の匂いが強めに漂います… 重曹で洗濯が必要そう…





もう一点は地味アイテム?
ガスマスク対応のキャンティーンキャップです。

ガスマスク装着時、当然ながら水を飲めません。
それではガスからは生き残れても脱水でやられてしまうので、ガスマスクを装着したまま安全に水を飲めるための装備です。

ガスマスクに水を飲むためのチューブが付属しており、水筒もこのキャップに交換しておくことで、ストローを刺すような要領で水が飲めるそうです。
ガスマスクの携行有無に関わらず、2000年代以降はこのキャップを装着した水筒の使用例が多いようです。

尚、このキャップはM40ガスマスク用なので現行のM50ガスマスクは別のキャンティーンキャップが用意されています。




キャップ上部に小さい蓋がありそこを開けるとチューブの挿入口があります。



内側はゴムパッキンで保護されています。
通常のキャンティーンキャップはパッキンが無いので、このキャップに交換することで水が漏れにくくなるそうです。


早速交換。
キャップを保持するバンドごと交換しましたが、多分キャップのみを替える方が楽です。

色味がだいぶ違いますが、入手したキャップは古い年代のプラ製キャンティーンに近い色味で、本体は2002年ロットの緑色の強い個体のため結構目立ってしまっています。まあ気にしないけど。

これで後は入手予定の3CDCUジャケットで最低限のセットが揃う感じになってきます。
本当はケミカルスーツも欲しいけどフード付きのWLカモのセットはなかなか見ませんね。
気長に集めるしか無いですね。
  

Posted by くさったみかん at 03:57Comments(0)装備

2021年11月28日

THALES ブレードアンテナ実物を入手



THALES製 ブレードアンテナを入手しました。
主にAN/PRC-148に対応するアンテナで、2000年代~2010年代の必須アイテムの一つかもしれません。
今更ではありますが入手することが出来ました。




アンテナ根本にTHALESのメーカー刻印、その裏側には
Antenna, Blade
23386 1600629-1
と刻印されています。

無線機関連はあまり詳しくないのですが、恐らくはPRC-148の無線機本体とセットになっているアイテムの一つだと考えられます。
自分が写真を収集している07~08年頃のイラク派遣の米陸軍歩兵部隊では大抵PRC-148とこのブレードアンテナそして純正ハンドセットがセットで運用されています。

今回入手した個体はアンテナに折れ癖が1箇所あるもののアンテナを伸ばしている事が少ないため問題ないと考え入手しました。



Z-tactical製のPRC-148タイプダミーラジオのアンテナコネクタに無加工で無事装着出来ました。
が、PRC-148タイプのダミーラジオは構造上上部を破損しやすい為重量のある実物アンテナを使用する際は補強推奨です。
今回は既に一部破損し上部をアクリルサンデーでガッチリ固定している為、様子を見つつ現状維持で使用しています。



コネクタ内部は当然接続部があり、無線機のアンテナとして機能する様な構造が見て取れます。
先端部は丸く加工されています。


当然ユニバーサルジョイント部も可動します。
Z-TAC製のレプリカアンテナはこの部分が可動しないのが一番の難点です。
また、比較するとアンテナそのものの厚みや長さ、各部の形状が異なるためレプリカとしてはあまり良くない出来だということが理解できました。

ちなみにジョイントの可動は固めで、曲げるときはダミーラジオの破損防止の為アンテナの部分をしっかり保持して曲げる必要があります。
アンテナ上部とダミーラジオを持って曲げるとおそらくダミーラジオのアンテナ基部付近が破損します。

ようやくPRC-148の基本的セットが揃いました。
あとは、比較的良く見かけるアンテナエクステンションケーブル?が欲しいところです。
こちらも結構種類があるようで、じっくり取り掛かりたいところです。  

Posted by くさったみかん at 03:36Comments(0)装備