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Posted by ミリタリーブログ at

2021年12月04日

M40ガスマスク用バッグ等を入手



2003年頃のイラク戦争初期の装備をちまちま収集し始めています。

イラク戦争はイラクが大量破壊兵器を保有している疑惑から米国がイラクに侵攻した戦争です。
当然大量破壊兵器を使用される状況も想定して侵攻したため、各部隊は対NBC兵器装備を準備して侵攻しました。

そのため当時の兵士たちは必ずガスマスクを所持しており、侵攻時は皮膚から毒ガスに侵されるのを防ぐケミカルスーツと呼ばれる防護服も着用していました。

今回はそのガスマスクを携行する専用カバンとガスマスクに関連するアイテムを入手しました。

当時米軍は主にM40ガスマスクと呼ばれるガスマスクを使用しており、トップの写真はそのM40用のガスマスクバッグになります。
現在はより改良されたM50ガスマスクを使用しているらしいです。

ガスマスクは顔面だけでなく頭部を覆うフードカバーもあるため割とかさばるので、ノートが入るかなくらいの大きさです。
ブットパックより一回り小さいかなといったサイズ感。


反対側は携行するためのストラップがついています。
やや難解な作りですが、太いストラップを腰に巻いて、細いストラップは太ももに巻きます。
短いストラップは恐らくトラウザーズのベルトループや、ピストルベルトのハトメに装着しずり落ちないようにするものと思います。


新品を購入したため写真の紙タグが付いていました。
また、モノによっては表面にUSスタンプや型番がスタンプされているものもあるようです。


メインの収納部はマジックテープ式で、蓋に太いストラップが付いているため素早く開くことが可能です。
これはガス攻撃を受けた際に素早くガスマスクを取り出せるように工夫されているものだと思います。



2箇所に小物入れのポケットがあります。関連美品を格納するものと思いますが詳しくはわかりません。
上部側のポケットには名札入れのようなスペースがあります。


短いストラップはフックが付いているので恐らくはピストルベルトに取り付けるのが正しいのでしょう。

金属製の金具類とマジックテープが存在する旧世代と現行の過渡期的構成で面白いアイテムだと思います。
恐らくは調達時期によって細部仕様が異なると思いますが、WEBや店舗を回ると状態多様な当アイテムが売られているので比べてみるのも楽しいでしょう。
しかし新品を購入したものの、経年の加水分解からは逃れられない運命にあり、例の匂いが強めに漂います… 重曹で洗濯が必要そう…





もう一点は地味アイテム?
ガスマスク対応のキャンティーンキャップです。

ガスマスク装着時、当然ながら水を飲めません。
それではガスからは生き残れても脱水でやられてしまうので、ガスマスクを装着したまま安全に水を飲めるための装備です。

ガスマスクに水を飲むためのチューブが付属しており、水筒もこのキャップに交換しておくことで、ストローを刺すような要領で水が飲めるそうです。
ガスマスクの携行有無に関わらず、2000年代以降はこのキャップを装着した水筒の使用例が多いようです。

尚、このキャップはM40ガスマスク用なので現行のM50ガスマスクは別のキャンティーンキャップが用意されています。




キャップ上部に小さい蓋がありそこを開けるとチューブの挿入口があります。



内側はゴムパッキンで保護されています。
通常のキャンティーンキャップはパッキンが無いので、このキャップに交換することで水が漏れにくくなるそうです。


早速交換。
キャップを保持するバンドごと交換しましたが、多分キャップのみを替える方が楽です。

色味がだいぶ違いますが、入手したキャップは古い年代のプラ製キャンティーンに近い色味で、本体は2002年ロットの緑色の強い個体のため結構目立ってしまっています。まあ気にしないけど。

これで後は入手予定の3CDCUジャケットで最低限のセットが揃う感じになってきます。
本当はケミカルスーツも欲しいけどフード付きのWLカモのセットはなかなか見ませんね。
気長に集めるしか無いですね。
  

Posted by くさったみかん at 03:57Comments(0)装備