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Posted by ミリタリーブログ at

2022年05月02日

インターセプターボディアーマー爆誕!!!



遂にウッドランドカモのインターセプターボディアーマーを入手してしまいました!!!なんとフルセットで新品同様の状態!!!!!!!
これはすごい!!!

過去にUCPカラーやレプリカ品を入手した際にご紹介したかもしれませんが改めて実物情報を…

インターセプターボディアーマーは1990年代にアメリカ軍で採用されたボディアーマーです。
前代のPASGTアーマーまでと異なり防弾素材を取り外せるようになっていたり、新装備のMOLLEに対応したりと進化しています。
一番大きな差は今でこそ常識レベル?なセラミック製防弾プレートを挿入する形式になっており、インターセプターボディアーマー用に採用された防弾プレートのSAPIは現在でも同様の形状のモノが使用されています。

インターセプターボディアーマーは上記でも一部触れた通りいくつかの部品で構成されています。
細かく調べていませんがそれらをまとめた呼称がインターセプターボディアーマー(IBA)と言われるのだと思います。
部品単位に分けていくと以下の様な構成になります。

・アウタータクティカルベスト(OTV)




一番重要な部分、胴体を守るベストです。前後にはMOLLEの各種装備品を取り付けるウェビングが縫い付けられています。
この頃は一部の面にしかウェビングが無く、良い位置にポーチが付けられない事も多いですw
迷彩がUCPに置き換わった頃にウェビングが増設されていきます。
タグを見る限り、01年頃に製造されたものと推測できます。



内側は黒色です。内張りの色が違うロットがちょくちょくあり、製造年代の目安になることもあります。
背中側にでっかくタグが付いています。軍で調達されているものはほとんどがポイント・ブランク製だと思います。



全体的にソフトアーマーと呼ばれる防弾素材が入っていて、破片等から防御する事ができます。
一応取り外すことも出来ますが、外して使用することは想定されていないように思います。
やや重量があるため、OTVのみの状態でもソフトアーマーがあると3kg程度の重量になります。

・ヨーク&カラーアッセー
・スロートプロテクター
・グローインプロテクター



インターセプターボディアーマーの特徴として、着脱可能な上記のアーマーパーツ類があります。
ヨーク&カラーアッセーは襟です。襟パーツは大量出血の原因になりやすい首の負傷を防ぐ目的があるものの、首や顎に当って動きにくくなるため着脱可能な作りになったのかもしれません。

PASGTアーマーと比較してされに追加された防弾パーツとして、
スロートプロテクタとグローインプロテクタがあります。
スロートプロテクタは襟パーツに固定して使う喉の部分の保護パーツです。
首の正面側を保護出来ますが、着用すると首元の圧迫感があったり、下方視界が狭くなります…

グローインプロテクタはボディアーマーの正面下部に取り付けます。
股間の急所を守ってるように見えますが、主な目的は太ももの内側にある血管を守ることです。

これらにも前述のソフトアーマーが入っており、取り外すことも可能です。



タグの写真。グローインプロテクタはめんどくさいので撮ってません…


残りは…
・SAPI(Small Arms Protective Insert)
防弾プレートです。これは実物は持っていないので発泡ウレタン製のニセモノです。
実物はMサイズの場合1.8kg程度の重量があるようです。
コレを前後に1枚ずつ挿入します。

後ろ側は普通にポケットに入れるだけですが、前側は…


SAPIポケットが隠れる様に配置されています。
SAPIを挿入する際に太いウェビングを取り回す事で、緊急用のプレート投棄機能になります。


インターセプターの各パーツが集まって組み合わさるとこんな感じに…



実際のところは動きにくさや重量の為に一部パーツを取り外して使用している事も多かったようです。
しかし、イラクやアフガニスタンで実戦投入された後に防御力のスキがあることを指摘されるようになり、脇腹や肩に追加の防弾プレートが装備されるようになってしまいさらに重量は増していきます…


今回のIBA入手によってボディアーマーをレプリカから置き換えられると同時にソフトアーマーの効果でよりリアルさの感じられる重量に近づきました。
重いのはキツイけど…軽すぎると見た目でバレちゃうんですよね


右が今まで使用していたレプリカで左が今回入手した実物です。
ディテールの再現度は高いです。並べてみると記事の色味がちょっと違いますね。でも近くでじっくり見ないとわからないくらいには再現度あると思います。


最後にUCPカラーのIBAと並んで。
UCPの方にはESBIキャリア(サイドプレート入れ)を装着しています。また、MOLLE用のウェビングの配置が違う事もわかると思います。

インターセプターボディアーマーは全体的に貴重アイテム化しつつある中でこの様な美品に出会えたのはとてもラッキーでした。
着用してゲームに使ったりはしますが、大事に使っていきたいアイテムです。  

Posted by くさったみかん at 00:01Comments(0)装備