2022年01月13日

E&C M16A1 電子トリガー 分解編

E&C M16A1 電子トリガー 分解編

先日購入したE&C M16A1 電子トリガー搭載を早速分解しました。
M16A2に比べてM16A1はギアノイズがひどかった為先にこちらを調整。
写真は少なめです。

分解手順そのものはほとんど既存のAR-15系のSTD電動ガンと同様です。

前側のテイクダウンピンに付いている六角ネジを外してピンを抜き取ればアッパーとロアが分離出来ます。
チャンバー・バレルアッセーもそのまま引き抜く事が出来ます。

チャンバーはACE1ARMSの樹脂チャンバーと全く同じ構造になっています。
パッキンはだいぶ硬めのものが入っていました。新品在庫がなかったのでとりあえず中古のマルイパッキンと同押しゴムに交換。
インナーバレルは510mm この製品に限った話じゃないですが、海外製エアガンのインナーバレルは猛烈に汚い事があるので最初に掃除しましょう。
今回はピカールで内側を研磨し、組み込み時に先端付近にシールテープを巻いてガタとりをしておきました。

E&C M16A1 電子トリガー 分解編

ロア側に行きます。
ちなみにダミーボルトはアッパー側に残ります。ロア側にロック&解除機構があります。

ストックはバットプレート上側のネジを外せば取れます。G&Pはバットプレートを外した内側にネジがありましたが、E&Cはバットプレートから見えるネジが固定ネジを兼ねています。特に注意することも無いでしょう。

写真のところまでくればあとはメカボを外すだけなのですが、予想通りボルトキャッチ機構の影響でちょっと独特な部分があります。
写真撮り忘れちゃったのですが、ボルトキャッチは内部でメカボの下をくぐるように伸びています。
くぐった後かぎ爪状に上に伸びて、ダミーボルトのロック機構に接続している為、ボルトキャッチをなんとかしないとメカボを外せません。

E&C M16A1 電子トリガー 分解編

追記
ダミーボルトロック機構をバラさないとメカボ外せないかもと書きましたが、試した所外さずにメカボ抜けました。
ボルトキャッチのピンを抜いてメカボをやや上に引き上げた状態でダミーボルトロック機構を押し下げるとボルトキャッチを引き抜けます。
ボルトキャッチを引き抜けばあとは普通のAR15系同様の手順でメカボを外せます。
追記終わり

ボルトキャッチは電動ガンにしては珍しくピンで固定されています。
ピンポンチでピンを抜き取り、ボルトキャッチをフリーにするとメカボを少し上にずらせるようになります。メカボを上にずらした状態でボルトキャッチを上手く引き抜いて上げればオッケーなのですが、引っかかって無理な場合はメカボを持ち上げた状態で反対側のダミーボルトロック機構の+ネジを外せばボルトキャッチが外せる様になると思います。
ダミーボルトのロック機構は小さいバネが入っているので要注意です。

E&C M16A1 電子トリガー 分解編
ドライバーで指している場所にロック機構が付いています。写真はすでに取り外した後です。

組み立てる時はロック機構は予め取り付けておいてメカボをロアに入れながらボルトキャッチをしっかり引っ掛け行くような要領です。
しっかり爪が掛かっていないと動作不良になると思います。

面倒でダミーボルトのロックなんて要らないよ!って人はロック機構を外してボルトキャッチのアーム状の部分を切ってしまうのも手かもしれないですね。

他は普通のSTD電動ガンです。
強いて言うならグリップ底蓋のネジがタップネジなので舐めない様に注意。


E&C M16A1 電子トリガー 分解編

メカボ単体になりました。
パット見でボールベアリングが搭載されているのが分かります。

ここで一つトラップがありました。
メカボのネジですが、すべてトルクスネジになっているのですが…
T-10とT-8の2種が使われています。皿ネジはT-10でそれ以外がT-8です。
T-8は持っていなかったので急遽買いました…

E&C M16A1 電子トリガー 分解編

QDメカボですしラッチ解除用の穴が空いているので手入れが楽なメカボです。
メカボも内部パーツもそこそこ悪くない感じですが、全体的にバリが非常に多いです。

特にひどかったのはメカボそのもの。切削したバリが出ている事があるので要注意でした。

グリスは非常に少なめです。ギアとピストンのグリスは使い分けられているようでした。

あ、ノズルの長さ確認し忘れた…

E&C M16A1 電子トリガー 分解編
E&C M16A1 電子トリガー 分解編
E&C M16A1 電子トリガー 分解編

電子トリガーはこんな感じ。
セクター検知が磁気センサーでトリガーとセレクターはマイクロスイッチで検知します。

裏側には放熱シリコンが貼り付けられているようです。極力V2メカボのパーツを流用出来る構成ですが、他社のメカボに搭載できるかは不明です。多分厳しい。

トリガーは通常用と同じ様に見えますが、比較していないので不明です。一応トリガーを引ききった時はメカボに当たるようになっているのでマイクロスイッチにはあまり強い力は掛からない作りになっています。
但し、ストローク短縮の為にトリガーになにか貼るとスイッチを直で押してしまうのでストロークを詰めるなら初期位置を後退させるようにしたほうがいいでしょう。

E&C M16A1 電子トリガー 分解編

ピストンはすでに削れている…とりあえず交換せず使います。

結局組み上げでは部品交換はせずにシム調整を実施して、ピストンのラックギアを1枚削り取ってAOEが結構キツかった為1mmだけスペーサを自作して下げました。樹脂ピストンなんでかるーくだけ調整しています。
残りはタミヤタイプのコネクタを全てTコネに交換し、中継コネクタの部分は外れると面倒なので結束バンドで固定。バッテリー近くにミニ平型ヒューズを取り付けしました。
個人的には物理ヒューズはよほど無理がない限りは取り付ける方針です。固定ストックのM16はバッテリースペースに余裕があるのでガラス管ヒューズでも全く問題は無いです。手持ちの部品の都合上ミニ平型を使っただけ。

モーターもそこまでレスポンス悪くないと思ったので(良くもないけどね)そのまま。試しに手持ちのEG-1000を入れたものの微妙だったので付いているパーツの有効利用をしました。EG-30000HCとかサマコバとか持ってるならそれ入れた方が良くなるかもですね。
多分プラグインブラシレスは止めておいた方がいいと思います。


バラして見た印象では、内部メカはまあまあって感じですが仕上げが雑なだけでもともとポテンシャルの高いエアガンだと思います。
次はA2バラさないとね…

あと外装をちょびっと手持ちパーツで改善したのでそれも書いておきます。

まずはディテールが雑なフラッシュハイダーをA1、A2共に交換しました。
A1ハイダーはKM企画のスチールハイダーに、A2はちょうどキャリングハンドルを買ったときについてきたKSCのGBB M4用に交換。
E&C M16A1 電子トリガー 分解編

14ミリ逆ネジなのでマルイ製とかでもいいと思います。A1用は比較的入手しにくいのですが、KM製を確保しておいて良かった。

あとはA2のフロントサイトを交換。これもKSCのフロントサイトポストがあったのでそこから取り外して交換しました。
ちょっと長い気がするけどまあA2はリアサイト側で上下調整も出来るし大丈夫でしょう。これで外観上気になっていたところは良くなったのでOKです。



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Posted by くさったみかん at 02:51│Comments(0)エアガン
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