2020年07月22日
IOTV gen1入手!!
IOTV gen1を入手しました。
もともとは手を出すつもりはなかったのですが… 2008年頃の米陸軍一般だとちらほら部隊ごとに更新されてたりして気になっているアイテムでした…
そんな中秋に参戦予定のイベントのドレスコードが2010年代ということで…流石にOTVだと無理が…演習装備ではたっぷり使われていますが…
共に参戦予定のフォロワー様が使っていないので…とハナシがあり入手に踏み切りました。
IOTVはアメリカ陸軍等で使用されているボディアーマーでおおよそ2008年頃から現在に至るまで使用されているボディアーマーです。
現在まで何度か改良がされており、確か最新はgen4だったのかな?もちろん迷彩はマルチカム(多少語弊がある名称かも)になっています。
その中でも最も初期のgen1と呼ばれるモデルになります。
使用例等はまだ調べ足りないので語れるほどでは無いのですが、現在はあまりメインでは使用されていません。
しかし先日のアメリカ国内騒乱による州兵出動や、演習の再は未だに使用されているケースがあるようです。
インターセプターボディアーマー(OTV)を置き換えるボディアーマーがIOTVであり、OTVの欠点を補完しされに機能を高めたようなモノになっています。
OTVは単体では比較的シンプルなベスト様の服ですが、IOTVは知識の無い人は着ることすら出来ないと思われるくらい複雑になった印象です。
インターセプターボディアーマーは優秀なボディアーマーでしたがイラク戦争やアフガニスタン侵攻などで複数の欠点が露呈しました。
・側面の防御力の低さ(横に継ぎ目が来る構造上の隙間)
・モールに装備を多数取り付けると重量で前開きの部分が開いてしまう
・重量が重い時の着心地の悪さ
・負傷した際脱がすのが大変
等が上げられたようです。
側面の防御は後にESBI(サイドプレート)とソフトアーマーを取り付ける外付けポケットを取り付け、前が開いてしまう問題はFLCベストを支給してしのいだものの、無駄が多く、サイドプレートと肩や脇の被弾で重症を負うのを防ぐDAPSと呼ばれるアーマーも装備すると重量が凄まじいことになることも問題視されたようです。
IOTVでは、それらの問題がおおよそ解決しているように思います。重量もOTVよりはマシみたいです。
それらの点を踏まえて紹介していきます。
これまでの前開きのボディアーマーから完全に脱却して現代のプレートキャリアの様式になりました。そのためOTVでは不可能な「開き」が出来るようになりました。
着用手順は複雑で、開きの状態で頭を通して、
インターナルエラスティックバンドというデカイゴムバンドをお腹の所で左右から引っ張りあわせて固定します。
このゴムバンドがなかなか絶妙で適切に調整すると少し重さを軽減してくれる感じがします。
また、エラスティックバンドと一緒に背面側のソフトアーマー部が回り込んで来ます。これが結構重要。
次は前側のパネルを上に跳ね上げてカマーバンドを左右から引っ張ってきて前に貼り付けます。
この時に前側のソフトアーマー左右をしっかりたくし込んであげます。
カマーバンドを固定したら前のパネルを下に戻す。これで完成。文章だとわかりにくいですね。
米兵の着用動画とかもあります。
複雑な着用手順になった代わりに、重量負担の軽減になっている構造や、ソフトアーマーが側面にしっかり回り込んで隙間なく守ってくれる構造になっている事がわかります。
またカマーバンド内側にポケットがありここにESBIを挿入することが出来ます。OTVだとESBIキャリアが必要だったのが純正状態で取付可能で内側に取り付ける構造の為ESBIを装備してもポーチの取り付けに支障が出ません。
クイックリリース機能も装備されています。前側の首元にある取っ手を引くとIOTVはバラバラになり、簡単に脱ぎ捨てる事が可能です。
これで負傷者の手当や溺れた際の装備の緊急投棄が容易になりました。
ちなみに戻すのは結構面倒くさいので試しに引く前によく構造を確認しておきましょう。
エラスティックバンドやカマーバンドの調整は背面を開けて行います。
ここの微調整は肝心なのでしっかり合わせておきました。
クイックリリースのワイヤーが通っている構造が確認出来ます。
ショルダーストラップは左側は取り外せる?様になっていますが何の為か今ひとつわかりません。
右側はクイックリリースのワイヤーが通っている為開かない作りになっています。
IOTVはその作りの複雑さと機能性の高さに手にとって驚きました。
ただ、凝った作りの分着たり脱いだりするのがちょっと手間ですね。しかし装備やプレート等で重くなっていると着脱のしやすさは逆転するのかもしれません。
今回は写真忘れましたが、OTVから変わった点にお尻の部分の追加アーマーが新規で用意されました。
ロアーバックプロテクターという名称のようです。グローインプロテクタの様に背面から吊るす装備になります。
後は入手予定ですがまだ未着荷なのが襟の部分、ヨーク&カラーアセンブリです。
IOTVかつUCPカラーの当パーツは比較的入手難な様でしたが幸運にも入手できそうです。
OTVの時はヨーク&カラーアセンブリが側面~背面を守って前側はスロートプロテクタが用意されていました。
IOTVでは前開きでなくなったこともあり、ヨーク&カラーアセンブリがフロントとバックの二分割構造になっているようです。
到着がたのしみです。
このボディアーマーを秋までにイベント様に装備に組んでいく予定です。
ご覧いただきありがとうございます。
Posted by くさったみかん at 00:11│Comments(0)
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