2019年06月16日

サバゲーで無線機を使う

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サバゲーで仲間と使えたら楽しいなあ…とサバゲー用に無線機を6台持っています。使わない事も多いですが、今回はその無線機をブログネタにしてみました。
正直無くても全く困らないアイテムですし、自分のようなあまり上手くないサバゲーマーには使いこなせていない事が多いです。
しかし見通しが効かないところの仲間と音声で情報共有出来るため作戦の幅を広げることの出来るアイテムだと思います。

まあ、使い方はうまい人とかが結構ブログや動画で特集しているのでそっちにお任せして、しょーもない細かい事を書いていきます。

トップの画像では、4台の無線機が写っています。これらは全て、「特定小電力トランシーバー」という種類の無線機で資格や申請などを必要とせず、簡単に入手できる合法な無線機になります。これらは共通のチャンネルの為機種が違っても通信できます。(古い製品は一部のチャンネルに対応していません)

製品名は左から順に、
・FRC製 ET-20X
・ICOM製 IC-4110
・ICOM製 IC-4300L
・ICOM製 IC-4300

サバゲー用途で無線を導入してみたい!という方にオススメなのは、IC-4110か、IC-4300ですね。価格は一台8000~12000円で売っています。
IC-4300はアマゾンで8000円前後と非常に安いです。あとで解説しますが、イヤホンマイクなどのオプションも一緒に買えるので買うときはアマゾンでいいと思います。エアガンショップでも扱っていますが少し高めのお値段だったりします。

写真一番左のFRC ET-20Xは非常に安い特定小電力トランシーバーです。なんと2台セットで約7000円!
しかもイヤホンマイク付き。かなり魅力的ですが、、だいぶ難ありです。
使えなくは無いのですが、ボタンがハマって勝手に設定が変わったり、雑音が多かったりでちょっと微妙です。また、ベルトに取り付けられるクリップがしょぼすぎて役に立たなかったり、コネクタが独自規格の為ミリタリーヘッドセットのレプリカなどが使えなかったり拡張性も低いです。使い捨てと割り切るには高いのであまりオススメしません。

ICOM製のトランシーバーはずっと使えるオススメ機種です。
また、ベルトクリップも大型で下記画像のような「かえし」が付いているのでしっかり挟めば比較的落ちにくいです。
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このクリップがまた絶妙な幅で、ちょうどプレキャリやチェストリグのモールに差し込めます。

IC-4110とIC-4300どちらがいいかですが、どちらにも良さがあり甲乙つけがたいところです。
細かい性能要求で選ぶ形になると思います。

IC-4110
メリット
・最大音量が大きい
・社外オプション(純正オプションが豊富、レプCOMTAC等のヘッドセット)が使いやすい
・アンテナが可倒式で畳めば突起が少ない
デメリット
・やや重い
・電池3本使用

IC-4300
メリット
・小型軽量
・電池1本のみで駆動
・耐水性、強度が高め
デメリット
・音量が小さめ
・オプション使用時に変換コネクタ必要
・純正オプション少なめ
・電池持ちちょっと悪い

こんな感じです。電波出力は同じなので交信距離は殆ど変わりません。
一応、ロングアンテナ機種もあります。

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右がロングアンテナのIC-4300Lです。一応効率の良いアンテナらしいので交信距離が延びるらしいです。
サバゲー用途だと、主なメリットはアンテナがカッコイイという点になります。あと、箱が業務用になるので箱もカッコイイ!
敢えて選ぶ理由はあまりないです。僕が買ったのはアンテナ長いほうがカッコイイからです。

ちなみに特定小電力トランシーバーの交信距離ですが、よほど広いフィールドでなければ大体の場所で通信できます。でも、窪地にいて回りが地面で遮蔽されていたり、頑丈な構造物に遮られていたりすると途切れます。
屋内の場合よほど広くない限り同じ階層なら問題無いです。でも繁華街だと飲食店で使ってるから混信したりするかもね。

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サイズ比較用の画像です。IC-4300はとてもコンパクトです。かなり小型軽量なので、チェストリグの肩ひもに固定してもそんなに暴れないと思います。
IC-4110は単三乾電池を3本使っているだけあってちょっと重たいです。
電池込みの実測値は、
IC-4300 126g
IC-4110 193g
とどちらも次世代M4のマガジンより軽い数値ですが、少しでも軽い方がいい場合はIC-4300の方が良さそうですね。
一方IC-4110は重量よりも音量の自在度やオプションの融通が利点なので、いろいろ凝った使い方にはこっちですね。

電池はこんな感じで入っています。
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IC-4110は電池を3本使う上に交換もややめんどくさいですが、その分長時間使用できます。
IC-4300は公式スペックでもIC-4110の半分以下の稼働時間ですが、交換は簡単です。


いろいろ比較しましたが、この2機種のどっちかを買えば間違いはないです。どっちもオススメです。

次はオプション部品です。本体そのままでも使用できますが、スピーカーから音が出るため敵地に潜入中は音で敵にばれてしまいます。
オプションを使用すれば、イヤホンに変更して音漏れを防いだり、より使いやすくなったりします。

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純正のハンドセットです。スピーカーとマイクが付いています。業務用感があってプレキャリなどにうまいこと固定すると、民生品ですがミリタリー感出ます。
こいつの良いところは、イヤホンが使用出来るため音漏れを防ぐ事が出来ることです。イヤホンを外せば音が出るため、用途の幅が広く取れます。もう一点、送信用ボタン(PTTスイッチ)が大き目なので手袋をしていてもカンタンにボタンが押せます。これ結構重要です。

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こっちはヘッドセットとピンマイクです。

ヘッドセットはIC-4110が対応しています。IC-4300では使えなくはないのですが、公式には非対応です。
ヘッドセットのそばに置いてあるPTTスイッチと組み合わせて使います。マイクが口の近くにあるのでちゃんと送信する時にちゃんと声が入ります。上のハンドセットや、画像右のピンマイクはマイクとの距離によっては上手く聞こえないときがあります。
また、PTTスイッチに音量調節ダイヤルがあるのも便利です。

右のピンマイクはちょっとお高いのですが、頑丈な造りで使いやすいです。
送信ボタンは小型ですが、押す感覚がしっかりあるので手袋をしていても押しやすいです。
小型なマイク部分は襟元に取り付けやすいのでいろんな服装に合います。


純正オプションもいろんな種類があるため、装備のスタイルによって選ぶことが出来ると思います。
個人的には、プレキャリにはハンドセット+お好みでイヤホン、軽装なスタイルならピンマイクがオススメです。
ピンマイクは配線をシャツの内側に通せば、引っ掛けてしまう心配なく使用できます。
イヤホンやヘッドセットのコードは必要な分以外は輪ゴムなどでまとめて引掛けない様にしないとゲーム中邪魔になります。
プレキャリを着る人は配線はしっかりモールを通したり固定することで引っ掛かりを防げる上に雰囲気も出せます。

オプションを買うときは、機種によってコネクタが変わるので注意です。
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オススメした2機種ですが、接続コネクタが違います。
特にミリタリースタイルのレプリカヘッドセットを使いたい人は要注意ですね。
IC-4300は小型化の為にオプションコネクタも小型なねじ込みタイプになっています。ねじ込みタイプは対応オプションがやや少なめです。
いわゆるICOM対応の社外品は大半がIC-4110で使用しているコネクタピンが2本のやつになっています。

純正オプションを買うときも同じ形のものでもコネクタが違う製品があるので公式サイトの互換表を見て対応機種を確認して購入しましょう。

でも、変換コネクタもちゃんとあります。
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2個写っていますが、どちらも用途は同じです。
左がアルインコ製の変換コネクタで、右がICOM純正です。
これを使えばIC-4300でもレプリカコムタックなどのミリタリーヘッドセットが使用出来ます。変換コネクタを使用するつもりならば画像左のタイプを買いましょう。レプリカヘッドセットのPTTスイッチはコネクタのサイズが微妙にずれている時があるため、画像右のようなコネクタだとうまく差し込めない場合があります。

変換コネクタは便利ですが、デメリットもあります。
コネクタが増えるので、接触不良のリスクが増えます。接触不良になると、聞こえるのに喋れない、喋れるのに聞こえないといった症状が出ます。
いざ味方と連携、って時に大変悲しいことになります。

また、このコネクタは断線しやすく、配線部分に負担がかかるとすぐ死にます。
使う場合は配線を引っ張ることが無いよう取り回しをしっかり考えて固定する必要があります。

僕は接触不良などのリスクを減らしたいので純正オプションを多用しています。
(あとはレプリカCOMTACの使用感に慣れなかったのもあるけど)
でもCOMTACなどのミリタリーヘッドセットは単純にカッコイイので見た目をカッコよく決めてさらにトランシーバーを使って実用をすればなかなかにイケてると思います。


最後に、ネットショップ(アマゾンにも結構ある)で売っている製品の中には、日本の電波法に違犯する製品もあります。
それを使用すると、犯罪になりますし、場合によっては警察や消防、鉄道や航空機、船舶などの無線機や気象レーダー施設、航空管制用レーダー、船舶用レーダーや病院の電子機器に悪い影響を及ぼして多くの人に迷惑を掛けたり、人命にかかわることになってしまう可能性があります。
ですからサバゲーでもし無線機を使いたい!って人は必ず、日本国内仕様の特定小電力トランシーバーを買って下さい…

もし、特殊なイベントなどでどうしても交信距離が長い無線機を使用したい!って人は、業務用デジタル簡易無線をレンタルで使えば比較的手ごろな価格でこの記事で紹介したトランシーバーよりはるかに高性能な無線機が使用できますよ!




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Posted by くさったみかん at 01:32│Comments(0)その他装備
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